映画を観ていると、南北戦争後のアメリカが舞台だったり、登場人物が南北戦争に触れたりすることがよくあります。
ただ、南北戦争は名前だけ知っていても、何が争われ、何がどう変わったのかは意外と曖昧になりがちです。
そこで今回は、映画を見る前にここだけ押さえておけば困りにくい南北戦争の基本を、かんたんに整理してみたいと思います。
南北戦争とは?
南北戦争は1861年〜1865年、約4年間続いたアメリカの内戦です。
北部と南部が奴隷制度や国のあり方をめぐって対立し、最終的に戦争になりました。
そして1865年に北軍が勝利します。
北と南で何が違ったのか
北部
- 工業社会
- 工場労働
- 南部ほど奴隷労働に依存していない
南部
- 綿花農業
- 大規模農園
- 奴隷労働に依存
つまり南部にとって奴隷制度は経済の基盤でした。
そのため、奴隷制度をどうするかは、単なる価値観の違いではなく、社会や経済の仕組みそのものに関わる問題でした。
なぜ戦争になったのか
1860年、奴隷制度の拡大に反対する立場だったエイブラハム・リンカーンが大統領に当選します。
これに反発した南部の州は、合衆国からの離脱を宣言し、アメリカ連合国(南部連合)を作りました。
しかし北側は、州が勝手に離脱することを認めませんでした。
こうして、政治的な対立はそのまま内戦へ発展していきます。
戦争の結果どうなったのか
1865年、北軍が勝利し、南部連合は崩壊しました。
この結果、奴隷制度は廃止されます。
ただし、戦争が終わったからといって南北の対立や人種差別がすぐになくなったわけではありません。
リンカーンの暗殺
南北戦争を終結に導いたエイブラハム・リンカーンですが、戦争終結の直後、1865年に暗殺されています。
事件が起きたのはワシントンD.C.の劇場で、リンカーンは観劇中に南部寄りの俳優ジョン・ウィルクス・ブースに撃たれ、翌日に死亡しました。
この出来事からも、南北戦争が終わったあともアメリカ社会に強い対立が残っていたことがうかがえます。
そのため、南北戦争後を舞台にした映画では、登場人物同士の会話や空気の悪さに、その名残が色濃く出ることがあります。
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