この記事では、映画の疑問点や気になる要素を整理・検証しています。
作品の内容に触れていますので、未視聴の方はご注意ください。
『ヘイトフル・エイト』
2015年/監督:クエンティン・タランティーノ
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ヘイトフル・エイトのあらすじを整理
デイジーの1万ドルはいくらなのか?
『ヘイトフル・エイト』では、ジョン・ルースが連行するデイジー・ドメルグには、1万ドルの懸賞金がかけられています。
今の感覚だと「1ドル150円くらいとして、ざっくり150万円?」と思ってしまいますが、作中の時代を考えると、さすがにそんな単純な話ではなさそうです。
そこで今回は、デイジーの1万ドルが現在の感覚だとどのくらいなのか、ざっくり整理したいと思います。
映画の舞台はいつ頃?
まず確認しておきたいのは、『ヘイトフル・エイト』の舞台が南北戦争後のアメリカだということです。
作中で具体的な西暦は明示されませんが、南北戦争がすでに終わっており、その記憶や対立がまだ色濃く残っていることから、時代は1870年代頃と考えると分かりやすそうです。
CPIでざっくり換算すると
昔のお金を今の感覚に置き換えるときの目安として、消費者物価指数(CPI)がよく使われます。
これは食べ物や衣類、住居費など、生活に必要なものの価格をもとに、お金の価値を比べる考え方です。
公式の消費者物価指数(CPI)は1913年以降のデータしかないため、1870年代の金額を考える場合は推計値を使うことになります。
今回は、過去の物価換算を確認できるサイト「MeasuringWorth」を参考に、1870年頃の1ドルを現在のおよそ25倍程度として見てみます。
この考え方でいくと、デイジーの懸賞金1万ドルは、現在の感覚では約25万ドル程度に相当します。
日本円にするとどのくらいか
ここで、仮に1ドル150円でざっくり換算すると、25万ドルは約3750万円になります。
もちろん為替によって数字は動きますが、少なくとも数千万円クラスの懸賞金ということになります。
作中の50ドルで考えると
ちなみに、本作第1章では、マーキス・ウォーレンがルースに賞金首の死体を駅馬車へ積むのを手伝ってほしいと頼む場面があります。
この時ルースは、「50ドル出せば御者のO.B.が手伝う」といった趣旨で断ります。
今回と同じようにざっくり換算すると、50ドルは現在の感覚で約18万7500円ほどになります。
そのことを踏まえると、これは本気の提案というより、「自分でやれ」という遠回しな断り文句であり、
おそらく日本人が冗談まじりに「じゃあ100万円ね」と言う感覚に近いのかもしれません。
計算方法で金額は変わる
今回は物価を基準に算出してみましたが、たとえば賃金を基準にすると、また違った金額になります。
そのため、今回の金額はあくまで物価ベースのざっくりした目安として参考にしてみてください。