ヘイトフル・エイトのあらすじを整理


この記事では、映画のストーリーを整理しています。

作品の内容に触れていますので、未視聴の方はご注意ください。


『ヘイトフル・エイト
2015年/監督:クエンティン・タランティーノ




ヘイトフル・エイトってどんな話?


『ヘイトフル・エイト』は、南北戦争終結後のアメリカ、冬のワイオミング州を舞台に、

賞金稼ぎが捕らえた賞金首を街まで連行中に、猛吹雪で山中のロッジに足止めされる話です。


全部で6章立ての構成となっていて、第5章に回想シーンが入り、そこで全てが明かされる展開となります。

全体としては前半は会話劇、後半にかけて徐々にバイオレンスな描写が増えていきます。


密室ミステリーとも言われていますが、 主要人物のマーキス・ウォーレンが合理的に動くので、ミステリー要素は一瞬で掻き消されてしまいます。

3時間近い長さですが、 個人的には長さを感じたのは1周目だけで、 2周目以降は前半の会話や個々のキャラクターが輝いて見える作品だと感じました。


ヘイトフル・エイトのあらすじ
  • 第1章~第2章
    レッドロックへ向かう駅馬車

    「首吊り人」の異名を持つ賞金稼ぎジョン・ルースは、捕らえた1万ドルの賞金首デイジー・ドメルグをレッドロックへ連行するため、貸切の駅馬車で移動している。

    ルースは常にデイジーの仲間からの襲撃を警戒していたが、道中で黒人の賞金稼ぎマーキス・ウォーレンと、自称保安官のクリス・マニックスを渋々乗せて進むことになる。


  • 第3章
    ミニーの店には見知らぬ面々

    猛吹雪を避けるため、一行は途中にあるミニーの紳士服飾店へと立ち寄るが、店主のミニー・ミンクは不在で、店内には以下の人物たちがいた。


    やがて、過去の戦争の因縁によって、マーキスとスミザーズが口論となり、いったんはモブレーがその場を収めるが、

    その後マーキスが再び接触しスミザーズを射殺する事件が起こる。


  • 第4章
    毒入りコーヒーで状況が一変

    その騒ぎに乗じて、正体を隠しているデイジーの仲間によりコーヒーに毒が仕込まれ、結果的にルースと御者のO.B.が死亡する。

    ロッジ内の空気は一変し、マーキスとマニックスは犯人の特定に動く。

    まずボブを問い詰め射殺し、毒を入れたゲージにも自白させる。

    しかしその最中、床下に潜んでいたもう一人の存在、ジョディ・ドミングレによってマーキスが撃たれてしまい、それをきっかけにマニックスもモブレーと撃ち合いとなる。


  • 第5章
    回想シーンで明かされる真相

    ここで回想シーンとなり、ミニーや従業員たちはすでに殺害されており、死体は全て井戸の中へ投げ込まれていたことが明らかとなる。

    ボブ、モブレー、ゲージの3人はデイジーの仲間であり、ルースたちが到着する4時間ほど前に店を制圧していたのだった。


  • 最終章
    最後の取引と絞首刑

    撃ち合いの末、マーキスとマニックスは瀕死の重傷を負いながらも、床下のジョディを射殺する。

    その後、デイジーによって弟のジョディはギャング団のボスであることが明かされる。

    デイジーとモブレーはマニックスに取引を持ちかけるが、マーキスがモブレーを射殺し話を中断し、隙をみて銃を構えたゲージも射殺する。

    マニックスは取引を拒否し、マーキスと共に「首吊り人」ジョン・ルースの意思を汲む形で、デイジーを絞首刑にする。

    最後にマニックスがリンカーンの手紙を読み、その内容を評価した後、手紙を丸めて捨てる。




補足情報

  • リンカーンの手紙

    作中の前半で話題になるリンカーンの手紙ですが、最後に再登場するので、それまでの手紙の扱われ方を踏まえると印象的なラストになります。

    こちらの記事では作中のリンカーンの手紙について整理しています。
    リンカーンの手紙とは?


  • ラストの絞首刑

    作中の前半で、オズワルド・モブレーが執行人の介入による死刑と私刑の違いを熱弁していますが、こちらもラストのシーンと繋がっていると考えられます。

    こちらの記事ではラストの絞首刑について整理しています。
    ラストの絞首刑は文明社会の正義なのか?






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