懸賞金の総額はいくらなのか?|ヘイトフル・エイト


この記事では、映画の疑問点や気になる要素を整理・検証しています。

作品の内容に触れていますので、未視聴の方はご注意ください。


『ヘイトフル・エイト
2015年/監督:クエンティン・タランティーノ

あらすじも確認したい方はこちら
ヘイトフル・エイトのあらすじを整理




作中の懸賞金の総額を計算


『ヘイトフル・エイトでは、様々な賞金首がミニーの紳士服飾店に集まります。

そこで気になったのが「懸賞金の合計はいくらなのか?」という点です。


今回は作中に登場する賞金首の懸賞金を整理して、合計金額を計算してみました。


賞金首と懸賞金


まず、作中に登場する賞金首とその懸賞金を書き出してみます。


これらを単純に合計すると10万2000ドルになります。


ちなみに、本作では1万ドル規模の賞金首が複数登場しますが、1万ドルは歴史的な賞金首ジェシー・ジェームズの懸賞金と同額です。


少し調整して考える


ただし、このまま全部を同じように数えてよいのかは少し考える余地があります。


まずマーキス・ウォーレンの懸賞金ですが、本作の第2章でクリス・マニックスの会話から、南軍によってかけられた賞金が段階的に下げられていたことが分かります。

さらに南軍は南北戦争で敗北し消滅しているため、この懸賞金が戦後も継続して有効だったのかは不明です。

そのため今回はマーキスの懸賞金は除外することとします。


次にボブ(マルコ)ですが、マーキスによって顔面を吹き飛ばされてしまいます。

作中でマーキス自身も指摘していますが、この状態では本人確認が難しく、懸賞金として回収できるか少し怪しいため、これも除外して考えます。


一方で、忘れてはいけないのがマーキスが駅馬車で運んできた賞金首の死体3体です。

この3体の懸賞金は合計8,000ドルとなっています。


懸賞金の総額


以上を整理すると最初の合計10万2000ドルから、

  • マーキスの懸賞金
    −5,000ドル

  • ボブの懸賞金
    −1万2000ドル

を差し引き、


さらに

  • マーキスが運んできた死体3体
    +8,000ドル

を加えると最終的な懸賞金は9万5000ドルとなりました。


現在の日本円だと?


参考までに、この金額を現在の日本円にざっくり換算してみます。

計算方法についてはこちらの記事で解説しています。
1万ドルの懸賞金って今だといくら?


今回も同じく、1870年代の1ドルを現在のおよそ25倍、さらに1ドル150円でざっくり換算すると、

9万5000ドルは、約3億5625万円となりました。


個別に換算すると


最後に、個別の懸賞金も同じ基準でざっくり換算してみます。


  • マーキス・ウォーレン
    3万ドル→5,000ドル
    約1億1250万円→約1875万円

  • デイジー・ドメルグ
    1万ドル→約3750万円

  • ボブ(マルコ)
    1万2000ドル→約4500万円

  • オズワルド・モブレー(ピート・ヒコックス)
    1万5000ドル→約5625万円

  • ジョー・ゲージ(グラウチ・ダグラス)
    1万ドル→約3750万円

  • ジョディ・ドミングレ
    5万ドル→約1億8750万円


こうして見ると、ミニーの紳士服飾店には現在の感覚でも数億円規模の懸賞金が集まっていたことになり、本作の異様さがあらためて見えてきます。