※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ハンガー・ゲーム
(The Hunger Games)
作品データ
2012年|アメリカ|ディストピア・アクション
監督:ゲイリー・ロス
出演:ジェニファー・ローレンス, ジョシュ・ハッチャーソン, リアム・ヘムズワース, ウディ・ハレルソン, エリザベス・バンクス ほか
妹を守るために名乗り出た少女が、国家の仕組みそのものを揺らし始める話
独裁国家パネムで毎年行われる公開処刑イベント「ハンガー・ゲーム」。妹の代わりに出場したカットニスは、殺し合いを生き延びるだけでなく、競技そのものの意味を少しずつ壊していく。生存と演出、愛情と策略が絡み合い、最後は支配側が想定していなかった選択に行き着く。
ざっくり時系列
各地区から若者が選ばれる
↓
プリムが選ばれ、カットニスが志願
↓
ピータと共にキャピトルへ
↓
スポンサー獲得のための演出が始まる
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ゲーム開始、コルヌコピアの乱闘
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森での逃走と同盟
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ルーと出会い、やがて別れ
↓
2人勝利ルールが発表される
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ピータと合流し終盤へ
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ルール撤回に抗う選択
↓
共同勝利が宣言される
物語の主要人物
・カットニス・エヴァディーン(ジェニファー・ローレンス)
第12地区出身の少女
・ピータ・メラーク(ジョシュ・ハッチャーソン)
第12地区のもう一人の代表
・ヘイミッチ・アバナシー(ウディ・ハレルソン)
第12地区唯一の勝者で指導役
・エフィー・トリンケット(エリザベス・バンクス)
貢物の世話係
・コリオレイナス・スノー(ドナルド・サザーランド)
パネムの大統領
くじ引き一発で、人生が全部ひっくり返る
パネムでは毎年、反乱の罰として若者が選ばれ、全国放送の中で戦わされる。第12地区で妹プリムが選ばれた瞬間、カットニスは迷わず名乗り出る。同じ地区のピータと共に、彼女は豪華で冷たいキャピトルへ連れて行かれる。
生き残るためには、戦うだけじゃ足りない
指導役のヘイミッチから教えられるのは、強さ以上に見せ方の重要性。インタビューでピータが愛を告白したことで、2人は「物語」として消費され始める。やがて始まったゲームでは、補給品を巡る乱闘で半数が脱落し、カットニスは森へ逃げ込む。
仲間と別れが、選択を重くしていく
ルーとの出会いと死は、カットニスの中でゲームの意味を変えていく。花で遺体を飾る行為は、観客と地区に波紋を広げる。終盤、2人勝利のルールが発表され、カットニスとピータは協力して最後まで進むが、支配側は再びルールを変えてくる。
この映画のポイント
・殺し合いをショーとして見せる世界観
・生存戦略と演出が同時進行する構造
・小さな選択が政治的な意味を持ち始める
・主人公の行動が周囲に連鎖していく流れ
たぶんこんな映画
派手なバトルだけじゃなく、見られる側としてどう振る舞うかがずっと問われ続ける一本。走って、隠れて、戦ってる裏で、視線とルールが常に動いてる。最後に残るのは勝敗よりも、これって本当にただのゲームだったのか、って感覚。

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