オーシャンズ8

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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オーシャンズ8
(Ocean’s Eight)

作品データ
2018年|アメリカ|クライム/エンタメ
監督:ゲイリー・ロス
出演:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、リアーナ ほか


オーシャンズだけど、別ラインの物語

『オーシャンズ8』は、
11・12・13の直接の続編ではない

世界観は同じ。
血縁もつながっている。
でもやっていることは、
かなり違う。

主人公は
ダニー・オーシャンの妹、
デビー・オーシャン。

出所早々、
彼女が考えているのはただひとつ。
完璧な復讐と、完璧な仕事


舞台はメットガラという異質な場所

今回のターゲットは、
ラスベガスの金庫でも、
巨大カジノでもない。

舞台は
ニューヨーク、
メトロポリタン美術館で行われる
世界最大級のファッションイベント
「メットガラ」。

警備は厳重。
カメラだらけ。
しかも参加者は
セレブだらけ。

盗むのは、
数十億円相当のダイヤモンドネックレス。


デビー・オーシャンという冷静な頭脳

サンドラ・ブロック演じるデビーは、
兄ダニーより
感情を表に出さない。

焦らない。
冗談も少なめ。
でも計算は異様に正確。

この映画、
カリスマで引っ張るというより、
段取りで勝つタイプ。


ルーという相棒の存在

ケイト・ブランシェット演じるルーは、
デビーの右腕。

革ジャン、バイク、
中性的でクール。

この2人の関係は、
ダニーとラスティとは少し違う。

軽口よりも、
信頼重視。

説明しなくても
分かり合っている感じ。


チームの役割がかなり現代的

集められるメンバーは、

・ファッション知識
・宝石鑑定
・IT/ハッキング
・物流
・すり替え
・SNS/噂操作

力技はほぼない。

殴らない。
爆破しない。

情報と段取りで盗む


アン・ハサウェイの使い方がうまい

アン・ハサウェイ演じるダフネは、
少しズレた大女優。

自己中心的で、
どこか憎めない。

彼女を
「被害者」に見せることで、
計画が成立する。

ここはかなり
オーシャンズらしいミスディレクション。


盛り上がり方は控えめ

正直に言うと、
11や13ほどの
「うおお!」感はない。

理由は明確で、
危機が少ない。

計画が
わりとスムーズに進む。

でもその分、
安心して見られる。


テーマは「証明」より「回収」

この映画は、
「女版オーシャンズで
 男を超えるぞ!」
というテンションではない。

むしろ、
静かに同じことをやる

過剰に主張しない。
その姿勢が、
好き嫌いを分ける。


ダニー・オーシャンの影

ダニーはもういない。

その不在が、
この映画のトーンを決めている。

派手なカリスマは消え、
残ったのは
技術と段取り。


ラストはちゃんとオーシャンズ

最後にはちゃんと、
「やられた感」がある。

二段構えの種明かし。
気持ちいい後味。

大勝利ではないけど、
スマートな成功。


この映画の立ち位置

『オーシャンズ8』は、
シリーズの再起動。

ド派手にはしない。
でも壊しもしない。

オーシャンズという枠を、
現代向けに整理した一本


残る印象

見終わったあと、
テンポの良さと
衣装の記憶が残る。

刺激は控えめ。
でも嫌味はない。

「またやるなら、
この路線で続けられるな」

そんな余白を残す、
静かで手堅いオーシャンズ。

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