カラー・オブ・ハート|ざっくり時系列

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




Amazon.co.jp : カラー・オブ・ハート




カラー・オブ・ハート
(Pleasantville)

作品データ
1998年|アメリカ|ファンタジー・コメディドラマ
監督:ゲイリー・ロス
出演:トビー・マグワイア, リース・ウィザースプーン, ジェフ・ダニエルズ, ジョーン・アレン, ウィリアム・H・メイシー, J・T・ウォルシュ ほか

完璧すぎる白黒世界に色が入り始めて全部ひっくり返る話

1990年代の高校生の兄妹が、1950年代の白黒テレビ番組の世界に入り込んでしまう。何もかも予定調和な町で、感情や欲求に触れた瞬間、人や景色が少しずつ色づいていく。秩序が崩れ、対立が生まれ、それでも町は前に進んでいく。そんな変化の連鎖を描いた物語。

ざっくり時系列

リモコンを壊し、謎の修理工が現れる

兄妹が白黒テレビの世界に入る

番組の登場人物として生活を始める

感情や好奇心をきっかけに町に色が現れる

本や芸術、恋が広がっていく

変化を恐れた指導者層が弾圧を始める

暴動と裁判が起こる

町全体がカラーになる

兄は現実世界へ、妹は町に残る

物語の主要人物

・デヴィッド/バド・パーカー(トビー・マグワイア)
 テレビ番組好きの高校生。白黒世界で理性と秩序を保とうとする。
・ジェニファー/メアリー・スー・パーカー(リース・ウィザースプーン)
 現代的な感覚を持つ姉。町に変化をもたらす存在。
・ビル・ジョンソン(ジェフ・ダニエルズ)
 モルトショップの店主。創作と恋に目覚めていく。
・ベティ・パーカー(ジョーン・アレン)
 理想的な母親像の住人。感情に触れ、世界が変わる。
・ジョージ・パーカー(ウィリアム・H・メイシー)
 父親役。変化に戸惑いながらも向き合う。

予定調和しか存在しない町に放り込まれる

兄妹が迷い込んだプレザントビルは、火事も起きず、道は必ず町に戻る完璧な世界。デヴィッドは番組通りに振る舞おうとするが、ジェニファーはその枠に収まらない行動を取り始める。その小さなズレが、町に最初の変化を起こす。

感情と好奇心が色を生む

恋や芸術、読書といった体験を通じて、人や物が次々とカラーになる。白紙だった本が文字で埋まり、絵が描かれ、音楽が響く。住民たちは初めて自分の気持ちに向き合い、同時に不安も膨らんでいく。

変化を恐れた結果、町は分断される

指導者たちは色づいた住民を危険視し、規制と弾圧を強める。暴動や裁判を経て、デヴィッドは言葉で町の在り方を問い直す。やがて、抑え込まれていた感情があふれ、町全体が変わっていく。

この映画のポイント

白黒からカラーへの視覚的な変化
感情や知識が世界を広げていく描写
秩序と自由の衝突
成長と選択をめぐる兄妹の対比

たぶんこんな映画

最初は不思議で少しコミカル。でも進むほどに、世界が広がる感覚が強くなる作品。完璧じゃないことを受け入れる空気が、静かに残る映画。

コメント