※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。

ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛
(The Last Exorcism Part II)
作品データ
2013年|アメリカ合衆国|ホラー
監督:エド・ガス=ドネリー
出演:アシュリー・ベル, ジュリア・ガーナー, スペンサー・トリート・クラーク, ルイス・ハーサム ほか
悪魔から逃げ切ったはずの少女が、今度は世界ごと壊してしまう話
前作の出来事から生き延びたネルが、普通の生活を取り戻そうとする。でも平穏は長く続かず、かつての悪魔が形を変えて近づいてくる。これは「救われる話」じゃなくて、最後に完全に反転するところまで行く話。
ざっくり時系列
悪魔のような姿のネルが発見される
↓
病院を経て、少女のための施設で保護される
↓
ホテルでメイドとして働き始める
↓
悪夢が消え、普通の生活に近づく
↓
マルディグラで奇妙な出来事が続く
↓
悪魔アバラムの存在を感じ始める
↓
秘密結社「右手の騎士団」が現れる
↓
過去の映像がネットに拡散される
↓
周囲で不可解な死が起きる
↓
儀式によってネルは殺されかける
↓
ネルが悪魔を受け入れる
↓
街が炎に包まれる
物語の主要人物
・ネル・スウィートツァー(アシュリー・ベル)
悪魔憑きの過去を持つ少女
・グウェン(ジュリア・ガーナー)
ネルの友人
・クリス(スペンサー・トリート・クラーク)
ネルに好意を寄せるホテル従業員
・セシル(タラ・リッグス)
ネルを見守る元看護師
・カルダー(デヴィッド・ジェンセン)
秘密結社の一員
普通の生活が始まったように見える
ネルは施設での治療を経て、ホテルで働きながら新しい日常を手に入れたように見える。友人と笑い、マルディグラに参加し、悪夢も見なくなる。前作を知っていると、ここが一番落ち着く時間でもある。
見えない監視と、再び近づく存在
仮面の男たち、不可解な死、ネットに拡散される過去の映像。ネルの周囲には少しずつ異変が積み重なっていく。彼女自身も、悪魔アバラムが戻ってきたことをはっきりと感じ始める。
救済はなく、選択だけが残る
秘密結社は悪魔を別の器に移そうとするが、ネルの力は制御できないほど強い。殺されかけ、幻影に誘われ、ネルはついに悪魔の手を取る。その瞬間から、守られる話は終わり、破壊する話に変わる。
この映画のポイント
・前作と違いファウンド・フッテージではない構成
・回復物語に見せかけて反転する展開
・ネットと監視が恐怖の装置として使われている
・ラストに向かって一気に振り切れる流れ
たぶんこんな映画
静かに立ち直る話だと思って観ていると、気づいた時には取り返しがつかないところまで行ってる。後味はかなり強めで、救いはほぼ置いていかれる。前作より、割り切りが良いホラー。

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