※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ダルク家の三姉妹
(Some Girls)
作品データ
1988年|アメリカ|コメディドラマ
監督:マイケル・ホフマン
出演:パトリック・デンプシー, ジェニファー・コネリー, シーラ・ケリー, ライラ・ケドロヴァ, アンドレ・グレゴリー ほか
クリスマスに恋人の実家へ行ったら、三姉妹と祖母と哲学と不思議な縁に振り回される話
大学を辞めた恋人に呼ばれて、カナダの実家でクリスマスを過ごすことになったマイケル。ところがそこは、裸主義の父、寡黙な母、誘惑してくる姉妹、記憶が揺れている祖母がいる、かなり独特な家だった。恋はすれ違い続け、家族の事情に巻き込まれ、最後には時間すらズレたような出会いに行き着く。
ざっくり時系列
恋人ガブリエラに呼ばれ、カナダへ行く
↓
空港で放置されつつも、実家に到着
↓
風変わりな家族と姉妹に囲まれる
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ガブリエラに「もう愛してない」と告げられる
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祖母が施設を抜け出し、昔の家へ向かう
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捜索中、マイケルが穴に落ちる
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祖母に助けられ、特別な時間を過ごす
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祖母が亡くなり、葬儀が行われる
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墓参りで不思議な女性と出会う
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後に、その正体に気づき旅が終わる
物語の主要人物
・マイケル(パトリック・デンプシー)
恋人に呼ばれて旅に出た大学生。状況に流され続ける
・ガブリエラ・ダルク(ジェニファー・コネリー)
マイケルの元恋人。気持ちが揺れ続ける
・イレンカ・ダルク(シーラ・ケリー)
姉妹の一人。マイケルを誘惑する
・シモーヌ・ダルク(アシュリー・グリーンフィールド)
もう一人の姉妹。イレンカとは違う距離感で近づく
・おばあちゃん(ライラ・ケドロヴァ)
記憶が混濁し、過去と現在を行き来する存在
恋人の実家は、想像以上にクセが強かった
クリスマス休暇を一緒に過ごすはずが、着いた先で待っていたのは常識が通じない家族。父は裸で哲学論文を書き、母はほとんど喋らない。恋人は電話にも出ず、空港で何時間も待たされる時点で、すでに不穏な空気が漂っている。
恋は揺れ、姉妹は近づき、家族の事情が絡み合う
ガブリエラは突然、愛していないと言い出すかと思えば、また気持ちが変わったようにも見える。その裏で姉妹たちはマイケルに距離を詰め、家族の空気はさらにややこしくなる。誰の本音もはっきりしないまま、時間だけが過ぎていく。
祖母との夜が、物語を別の場所へ連れていく
施設を抜け出した祖母を追い、昔の屋敷へ向かう途中で、マイケルは穴に落ちて動けなくなる。助けてくれたのは祖母だった。彼女はマイケルを亡き夫と重ね、二人だけの静かな時間を過ごす。その体験が、この旅をただの恋愛騒動じゃないものに変えていく。
この映画のポイント
・恋愛コメディの形を借りた、かなり変則的な構成
・家族全員が少しずつズレた世界に生きている
・祖母の存在が物語のトーンを一気に変える
・現実と幻想の境目が、いつの間にか曖昧になる
たぶんこんな映画
ドタバタしてるようで、ずっとどこか夢の中みたいな空気が続く。恋愛の話をしてるはずなのに、気づくと時間とか記憶とか、そういうところに足を踏み入れてる感じ。観終わる頃には、あの出来事は何だったんだろうって、ちょっと考えたくなる映画。

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