※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
サボタージュ
(Sabotage)
作品データ
2014年|アメリカ合衆国|クライム・スリラー
監督:デヴィッド・エアー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー, サム・ワーシントン, オリヴィア・ウィリアムズ, テレンス・ハワード, ジョー・マンガニエロ ほか
DEA最強チームが、内側から一人ずつ消えていく話
麻薬取締局の特殊作戦チームが、カルテルの拠点急襲で大金を手に入れた直後から崩れ始める。列車事故、拷問殺人、不可解な銃撃。仲間が順番に消えていく中で、誰が嘘をついているのか、誰が金を奪ったのかが分からなくなる。復讐と裏切りが絡まり、最後は誰もきれいに終われない。
ざっくり時系列
カルテルの拠点を急襲
↓
現金の山から金を隠す
↓
仲間が作戦中に死亡
↓
盗んだ金が消える
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チームが停職処分
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復職後、仲間が次々と殺される
↓
カルテルの犯行に見せかけた殺しが続く
↓
内部の裏切りが判明
↓
リーダーの過去と動機が明らかになる
↓
最後の復讐に向かう
物語の主要人物
・ジョン・“ブリーチャー”・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)
DEA特殊作戦チームのリーダー。過去に深い喪失を抱えている。
・ジェームズ・“モンスター”・マレー(サム・ワーシントン)
チームの副官格。仲間思いだが、状況に振り回される。
・キャロライン・ブレントウッド(オリヴィア・ウィリアムズ)
事件を追う刑事。外部からチームの異常さに気づく。
・リジー・マレー(ミレイユ・イーノス)
チームの一員で、物語を大きく揺るがす存在。
大金を巡る、最悪の作戦後
カルテルの拠点を急襲したDEAチームは、現金の一部をこっそり隠す。だがその金は、気づけば消えていた。誰かが裏切ったのか、それとも外部に漏れたのか。疑心暗鬼のまま、チームは一度解散させられる。
事故と殺しが連鎖する
復職後、仲間が奇妙な死に方をしていく。列車に轢かれ、内臓を抜かれ、銃撃戦で倒れる。手口はカルテルの報復に見えるが、どこか不自然。外部の刑事ブレントウッドは、犯人が別にいると睨み始める。
裏切りの正体と、最後の答え
やがて、殺しは内部の人間によるものだと分かる。金を巡る恨み、秘密の関係、そしてリーダーであるブリーチャーの過去。全てが繋がった時、彼が本当に金を使った理由が明らかになる。結末は正義とも救いとも言い切れない。
この映画のポイント
・チーム内部で疑心暗鬼が広がる構成
・暴力描写はかなり生々しい
・ヒーロー像を崩した主人公
・復讐が物語の中心にある
たぶんこんな映画
スカッとするタイプじゃない。誰が生き残っても後味は重たい。筋肉と銃の映画だと思って観ると、だいぶ苦いところに連れていかれる。終盤まで、ずっと空気が悪い一本。

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