コヴェナント 約束の救出|ざっくり時系列

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




Amazon.co.jp : コヴェナント 約束の救出




コヴェナント 約束の救出
(Guy Ritchie’s The Covenant)

作品データ
2023年|アメリカ|アクション・ドラマ
監督:ガイ・リッチー
出演:ジェイク・ギレンホール,ダール・サリム,エミリー・ビーチャム,ジョニー・リー・ミラー,アントニー・スター

命を救われた兵士が今度は通訳を助けに地獄へ戻る話

2018年、アフガニスタンで任務に出ていた米軍曹長キンリーは、通訳アハメドに命を救われる。帰国後、その恩を返せないままアハメド一家が追い詰められていると知り、キンリーは「今度は自分が助ける番だ」と腹を決めて単身アフガニスタンへ戻る。官僚的な手続きの壁、追跡してくるタリバン、民間軍事請負業者の現実的な判断が絡み合う中で、二人の約束が試されていく。

ざっくり時系列

2018年3月、車両検査中にトラック爆弾で通訳が死亡

キンリーに新通訳アハメドが紹介される

任務を重ねる中でアハメドの過去が見えてくる

待ち伏せからチームを救い、信頼が生まれる

襲撃任務で部隊が壊滅し、キンリーとアハメドだけが生き残る

山岳地帯で再度襲撃され、キンリーが負傷して動けなくなる

アハメドがそりを作り、キンリーを運んで脱出を続ける

空軍基地近くで追跡され、アハメドは戦闘員を倒すが武装解除される

7週間後、帰国したキンリーはアハメド一家が潜伏していると知る

ビザ取得を試みるが進まず、キンリーは自力救出を決意

偽名で再入国し、請負業者パーカーの支援でアハメドを捜索

アハメド一家を見つけて同行を説得、タリバンに追われる

ダムで銃撃戦、弾切れ寸前で航空支援が到着し脱出

基地へ移動し、輸送機でアフガニスタンを離れる

物語の主要人物

・ジョン・キンリー(ジェイク・ギレンホール)
 米陸軍グリーンベレー隊の曹長で、恩義を返すために戻る

・アハメド・アブドゥラー(ダール・サリム)
 アフガニスタン人通訳で、キンリーを救い抜く

・キャロライン・キンリー(エミリー・ビーチャム)
 キンリーの妻

・ヴォークス大佐(ジョニー・リー・ミラー)
 キンリーの上官で、ビザ取得に協力する

・エディ・パーカー(アントニー・スター)
 民間軍事請負業者で、現地での支援を取り仕切る

最悪の現場で出会った二人が信頼を作るまで

最初の衝撃は、車両検査中のトラック爆弾で通訳が命を落とすところから始まる。代わりとして連れてこられたのがアハメド。金のためだと言い切るし、周囲からも嫌われ気味で、最初はギスギスした空気が漂う。だけど任務をこなすほどに、アハメドの行動が「口だけじゃない」ことが見えてくる。待ち伏せを切り抜け、キンリーのチームを救ったことで、二人の関係は一気に変わっていく。

生き残りと脱出の地獄、そしてそりの旅

次の襲撃で部隊が壊滅し、生き残ったのはキンリーとアハメドだけ。逃走中にキンリーが負傷して動けなくなると、アハメドは即席のそりを作って彼を運ぶ決断をする。ここがこの話の芯で、「言葉の通訳」じゃなくて「命の通訳」みたいな領域に踏み込んでいく。追跡され、助けを得ながら、山岳地帯を越えて基地へ向かう流れは、派手さよりも息が詰まるタイプの緊張感が続く。

帰国後の苦しさと、恩返しのための再突入

帰国したキンリーは、自分がどう救出されたか詳細は分からなくても、アハメドが命懸けで自分を助けた事実だけは分かっている。ところがアハメド一家は追われ、ビザも思うように進まない。眠れないほど追い詰められたキンリーが、ついに自分で救出しに戻る決断をする。現地では請負業者パーカーの合理的な支援、検問所の危険、タリバンの警戒が一気に襲いかかり、救出は「気持ち」だけじゃどうにもならない現実戦になる。

この映画のポイント

・助けられた側が助ける側に回る、一直線な恩返しの物語
・戦場パートは派手さより、追跡と疲弊のリアルさが強い
・官僚的な手続きの壁が、戦闘とは別の怖さとして出てくる
・終盤のダムでの攻防と航空支援が大きな山場になる
・エンドで「通訳たちの現実」に触れて、物語の外へ視線を広げる

たぶんこんな映画

ドンパチで気分が上がるというより、約束と責任がずっと重く乗ってくるタイプ。戦場での信頼が、帰国後の罪悪感と決断に繋がっていって、最後は「助けに行く」って言葉の値段をちゃんと見せてくる感じ。派手さはあるけど、根っこはめちゃくちゃ真面目でまっすぐ。

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