※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ジェントルメン
(The Gentlemen)
作品データ
2019年|イギリス・アメリカ|アクション・コメディ
監督:ガイ・リッチー
出演:マシュー・マコノヒー, チャーリー・ハナム, ヒュー・グラント, コリン・ファレル, ジェレミー・ストロング ほか
麻薬帝国を売り抜けたい男の前に、クセ者しか集まらない話
イギリスで巨大な大麻ビジネスを築いたアメリカ人ミッキーが、事業を高値で売却して引退しようとする。ところが、その情報を嗅ぎつけた連中が次々に横やりを入れてきて、脅迫、裏切り、勘違いが連鎖し、事態はどんどんややこしくなっていく。
ざっくり時系列
ミッキーが大麻帝国を築く
↓
事業売却と引退を決意
↓
アメリカの富豪バーガーに交渉
↓
中国系ギャングが介入
↓
YouTuber集団が研究所を襲撃
↓
探偵フレッチャーが嗅ぎ回る
↓
裏切りと殺しが連続
↓
売却話が崩壊寸前に
↓
冷凍工場で最終交渉
↓
主導権が完全にひっくり返る
物語の主要人物
・マイケル・“ミッキー”・ピアソン(マシュー・マコノヒー)
イギリスに拠点を置くアメリカ人麻薬王
・レイモンド・スミス(チャーリー・ハナム)
ミッキーの右腕で実務担当
・ロザリンド・ピアソン(ミシェル・ドッカリー)
ミッキーの妻で冷静沈着な存在
・フレッチャー(ヒュー・グラント)
ネタを金に換えようとする私立探偵
・コーチ(コリン・ファレル)
不良少年たちをまとめる謎の指導者
表向きは引退話、裏では潰し合い
ミッキーは合法化の流れを見据え、血を流さずに事業を売り抜けようとする。しかし、その情報は瞬く間に裏社会へ広まり、買い叩こうとする者、横取りを狙う者、弱みを握ろうとする者が動き出す。
事件は全部つながってる
研究所襲撃、殺しの隠蔽、盗聴と脅迫。一見バラバラに見える出来事は、実は全部ミッキーの帝国を揺さぶるための一手。フレッチャーはそれを脚本形式で語り、誰がどこでミスったのかを面白おかしく暴いていく。
最後に笑うのは誰か
交渉は冷凍工場へと舞台を移し、金額も立場も完全に逆転する。感情よりも秩序を重んじてきたミッキーだが、妻に手を出されたことで一線を越える。最終的に残るのは、帝国か、引退か、それとも別の何か。
この映画のポイント
・全編ほぼ会話でマウントの取り合い
・登場人物全員が一癖以上ある
・話が入れ子構造で進んでいく
・ガイ・リッチー節が現代的に進化
たぶんこんな映画
派手な銃撃より、言葉と駆け引きが一番の武器。全員が賢いつもりで動いてるけど、ズレた瞬間に一気に転がり落ちる。その混乱をニヤニヤしながら眺めるタイプのクライムコメディ。

コメント