クライ・ベイビー

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クライ・ベイビー
(Cry-Baby)

作品データ
1990年|アメリカ|ミュージカル/コメディ
監督:ジョン・ウォーターズ
出演:ジョニー・デップ、エイミー・ロケイン、スーザン・タイレル ほか

泣くだけで最強になれる不良がモテまくる話

涙を流すだけで周囲を魅了してしまう不良少年が、きっちり者だらけの町をかき乱していく話。

ざっくり全体要約

舞台は1950年代のアメリカ。革ジャン姿の不良グループ「ドレイプス」を率いるクライ・ベイビーは、泣くと女子が一斉に惚れてしまう不思議な存在。ある日、模範的な若者が集まる「スクエアーズ」の良家の娘アリソンと出会い、二人は一気に惹かれ合う。でも身分も価値観も真逆なため、町全体を巻き込んだ対立に発展していく。不良と優等生、どっちが正しいか分からないまま、騒動はどんどん派手になっていく。

泣いたら勝ちの不良リーダー

クライ・ベイビーは、強そうだけどどこか繊細そうな雰囲気の青年。言葉より行動で目立つタイプで、仲間からの信頼も厚い。とにかく涙の威力がすごくて、本人もそれを武器として自覚している感じがある。反抗的だけど仲間思いで、単純に悪者として扱えない存在。

きっちり整った町の世界

アリソンが暮らす側の世界は、服装も髪型も考え方もきれいに揃っている。ルールを守ることが大事で、はみ出すのは恥ずかしいという空気が強い。そこに不良グループが入り込むことで、秩序が少しずつ揺れていく。その違和感がコメディっぽく強調されていく。

恋と対立が一気に広がる

二人の関係が噂になると、不良と優等生の対立が加速していく。ちょっとした嫉妬や意地が、大げさなケンカや策略に発展していく流れが続く。誰かを悪者にしたい気持ちが、どんどん話をややこしくしていく感じもある。

騒動の先に待つ決着

事件や誤解が積み重なった結果、クライ・ベイビーは追い詰められる立場になる。でもそこからの展開は、重くなりすぎず、ミュージカルらしい勢いで進んでいく。最終的には、立場やレッテルよりも、本人がどう生きるかが前に出てくる終わり方になっている。

この映画のポイントなに?

不良と優等生という分かりやすい対立を、かなり大げさに、かなり楽しそうに描いているところがポイント。歌やダンスも物語の流れに自然に混ざっていて、真面目に考えるより、ノリで受け取ると楽しい感じが強い。

たぶんこんな映画

深刻な話というより、ちょっとおかしな世界を笑いながら眺めるタイプ。キャラの濃さや演出のクセを楽しむ時間が続く。観終わったあと、善良とか不良とか、その区分け自体がどうでもよく思えてくるかもしれない、そんな映画っぽい。

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