※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
偶然の恋人
(Bounce)
作品データ
2000年|アメリカ|ロマンス
監督:ドン・ルース
出演:ベン・アフレック、グウィネス・パルトロー、トニー・ゴールドウィン ほか
一枚の航空券が、誰かの人生と恋をすり替えてしまう話
空港でのちょっとした親切が、取り返しのつかない出来事につながる。
罪悪感を抱えたまま出会った相手と、惹かれ合ってしまう二人。
言えない秘密を胸にしまい込んだまま、恋だけが先に進んでいく流れ。
物語の主要人物
・バディ・アマラル(ベン・アフレック)
広告代理店で働く男性。空港での出来事をきっかけに罪悪感を抱える
・アビー・ジャネロ(グウィネス・パルトロー)
事故で夫を亡くした女性
・グレッグ・ジャネロ(トニー・ゴールドウィン)
アビーの夫。テレビ構成作家
・スコット・ジャネロ(アレックス・D・リンツ)
アビーとグレッグの息子
・ジョーイ・ジャネロ(デヴィッド・ドーフマン)
アビーとグレッグの息子
空港で交わされた、軽い親切
ロサンゼルスの広告代理店で働くバディは、出張帰りにシカゴの空港で足止めを食らう。
そこで出会ったのが、どうしても早い便に乗らなければならないグレッグ。
バディは軽い気持ちで、自分の航空券をグレッグに譲る。
ところが、その飛行機は離陸後に事故を起こし、グレッグは帰らぬ人となってしまう。
罪悪感を抱えたまま、遺された家族のもとへ
事故を知ったバディは、自分の行動が招いた結果に深い罪悪感を抱く。
数か月後、彼は思い切ってグレッグの妻アビーを訪ねる。
最初はただ、何か力になれればという気持ちだった。
だが、喪失を抱えた二人は、少しずつ距離を縮めていく。
言えない真実と、加速する恋
バディとアビーは惹かれ合い、恋人関係になっていく。
その一方で、バディは「航空券を譲ったのは自分だ」という事実を打ち明けられずにいる。
時間が経つほど、その秘密は重くなり、言い出すきっかけを失っていく。
恋が深まるほど、隠していることも大きくなっていく。
真実がもたらす、関係の揺らぎ
やがて、隠されていた事実は避けられない形で浮かび上がる。
アビーは、偶然と選択が重なった結果を知り、深く傷つく。
バディの後悔と、アビーの喪失感が正面からぶつかり合い、二人の関係は試されることになる。
この映画のポイント
・空港での一瞬の選択が物語の軸
・罪悪感と恋愛が同時進行で描かれる構成
・偶然と必然が絡み合う展開
・感情のズレを丁寧に追っていく流れ
たぶんこんな映画
全体的に落ち着いたトーンで進みつつ、心の中はずっとざわつく。
運命って言葉を使わずに、選択の重さを見せてくる感じ。
観終わったあと、あの時の一歩がなかったら、って考えたくなる一本。

コメント