※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ハッピィブルー
(The Pallbearer)
作品データ
1996年|アメリカ|ドラマ
監督:マット・リーヴス
出演:デヴィッド・シュワイマー、グウィネス・パルトロー、マイケル・ラパポート、トニ・コレット ほか
覚えていない親友の葬儀に行ったら、人生がちょっと動き出す話
就職活動中で足踏みしているトムのもとに、ある日突然「親友ビルの葬儀に来てほしい」という連絡が入る。
ところがトムは、そのビルのことをまったく思い出せない。
それでも葬儀に向かった先で、高校時代に憧れていたジュリーと再会し、忘れていた過去や今の自分と向き合うことになる。
戸惑いと再会が重なりながら、少しずつ気持ちの置き場が変わっていく流れ。
物語の主要人物
・トム・トンプソン(デヴィッド・シュワイマー)
大学卒業後、就職活動中の青年。ビルの葬儀に呼ばれる
・ジュリー・デマルコ(グウィネス・パルトロー)
トムが高校時代に憧れていた女性
・ブラッド(マイケル・ラパポート)
トムの友人
・シンシア(トニ・コレット)
トムの周囲にいる女性
・ルース(バーバラ・ハーシー)
ビルの母親。トムに連絡をしてきた人物
就活中の青年に届く、よくわからない訃報
大学を卒業して1年、トムはまだ就職活動の途中。
そんなある日、ルースという女性から、息子ビルの葬儀に出てほしいという連絡が入る。
親友だと言われるものの、トムにはその名前の記憶がない。
状況が飲み込めないまま、それでもトムは葬儀に向かう。
葬儀の場で再会する、高校時代の憧れ
葬儀の会場でトムが再会したのは、かつて高校時代に特別な存在だったジュリー。
思いがけない場所での再会に、トムの気持ちは過去へと引き戻される。
ビルの記憶が曖昧なまま、人間関係だけが次々とつながっていき、トムはどこか居心地の悪さを感じながらも場に身を置く。
思い出せない過去と、動き出す現在
ビルの存在がはっきりしないまま、トムの周囲では会話や出来事が積み重なっていく。
自分が何を知っていて、何を忘れているのか。
葬儀という場をきっかけに、トムは過去と現在のズレを意識し始める。
はっきりした答えが出るわけではないが、気持ちの向きだけが少しずつ変わっていく。
この映画のポイント
・マット・リーヴス監督の長編デビュー作
・葬儀という出来事をきっかけに進む物語
・主人公の戸惑いを中心に描かれる構成
・人との再会や距離感が軸になっている
たぶんこんな映画
全体的に静かで、感情が大きく揺れ動くというより、じわじわ考えさせられる空気感。
人生の途中で立ち止まっている時期の不安や居心地の悪さが、淡々と映し出される。
何かが劇的に変わるというより、「今ここにいる自分」をふと見直す、そんな余韻が残る一本。

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