※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
恋におちたシェイクスピア
(Shakespeare in Love)
作品データ
1998年|アメリカ合衆国・イギリス|ロマンティック・コメディ
監督:ジョン・マッデン
出演:グウィネス・パルトロー、ジョセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ、コリン・ファース ほか
スランプ中の劇作家が、恋に落ちたら名作が生まれた話
スランプ真っ只中の若き劇作家が、芝居を愛しすぎる女性と出会い、恋に落ちる。
立場も時代も越えられない壁だらけなのに、その恋が新しい物語を生み出していく。
恋と芝居がぐちゃっと混ざり合いながら、『ロミオとジュリエット』が形になっていく流れ。
物語の主要人物
・ウィリアム・シェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)
芝居の新作に悩む劇作家
・ヴァイオラ・デ・レセップス(グウィネス・パルトロー)
芝居に強い憧れを持つ資産家の娘
・ウェセックス卿(コリン・ファース)
ヴァイオラの結婚相手となる貴族
・フィリップ・ヘンズロー(ジェフリー・ラッシュ)
ローズ座を切り盛りする劇場主
劇場閉鎖とスランプ、行き詰まったロンドンの日常
ペストが流行し、劇場の閉鎖が続くロンドン。
シェイクスピアは新作芝居の準備を進めているものの、なかなか筆が進まない。
一方ヴァイオラは、芝居を愛しているにもかかわらず、親の意向で望まない結婚を控えていた。
それぞれが窮屈な状況の中で、まだ交わらない時間を過ごしている。
男装して舞台へ、思いがけない才能の発覚
当時、女性は舞台に立てなかった。
ヴァイオラはトマス・ケントと名乗り男装して劇団に入り込み、オーディションを受ける。
そこで見せた演技が評価され、ロミオ役を勝ち取る。
やがて彼女が女性であることはシェイクスピアに知られるが、彼はそれを黙認し、二人の距離は急速に縮まっていく。
恋と芝居が重なり合う、本番当日の奇跡
正体が露見し、ヴァイオラは一度舞台から姿を消す。
さらに本番直前、ジュリエット役の俳優が声変わりを迎えるという予想外の事態が起こる。
幕が上げられない状況の中、結婚式を終えたばかりのヴァイオラが駆けつける。
彼女は「女装した男性俳優」としてジュリエットを演じ、恋する二人は舞台上で本物の恋人として向き合う。
この映画のポイント
・『ロミオとジュリエット』誕生の裏側を大胆に想像した設定
・芝居と現実の恋が重なって進む構成
・歴史上の人物が自然に物語へ溶け込む世界観
・喜劇と切なさが同時に転がるテンポ感
たぶんこんな映画
舞台裏をのぞき見しているような楽しさがありつつ、恋の行き先はちゃんとほろ苦い。
笑える場面も多いのに、最後には静かな余韻が残る。
芝居が好きな人も、そうじゃない人も、物語としてすっと入り込める一本。

コメント