※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。

ハンターキラー 潜航せよ
(Hunter Killer)
2018年|アメリカ|スリラー・ミリタリーアクション
監督:ドノヴァン・マーシュ
出演:ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン、ミカエル・ニクヴィスト ほか
潜水艦と地上部隊が同時進行で核戦争を止めに行く話
ロシア海域で起きた不可解な沈没事故をきっかけに、アメリカとロシアが一気に一触即発。潜水艦の艦長とネイビーシールズが、それぞれ別の場所でギリギリの判断を迫られながら、最悪の事態を食い止めようとする。静かな海中と、銃声響く地上が並走するタイプの緊張感。
物語の主要人物
・ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)
USSアーカンソー艦長
・ビル・ビーマン(トビー・スティーブンス)
ネイビーシールズの隊長
・チャールズ・ドネガン(ゲイリー・オールドマン)
アメリカ統合参謀本部議長
・セルゲイ・アンドロポフ(ミカエル・ニクヴィスト)
ロシア潜水艦の艦長
・ニコライ・ザカリン
ロシア大統領
消えた潜水艦と、違和感だらけの状況
バレンツ海でアメリカ原潜タンパ・ベイが突然消息を絶つ。調査に向かったUSSアーカンソーは、沈没したタンパ・ベイだけでなく、ロシアの原潜までもが同じ海域で沈んでいることを突き止める。事故にしてはおかしい。しかも、ロシア大統領は爆発前から北方の軍港へ向かっていた。
潜水艦の中の判断と、地上の極秘任務
アメリカは事態を探るため、ネイビーシールズをロシアの海軍基地に潜入させる。そこで判明したのは、国防相によるクーデターと大統領拘束という最悪の事実。一方アーカンソーでは、沈没したロシア艦から生還していたアンドロポフ艦長を救出し、敵国同士とは思えない協力関係が生まれていく。
核戦争寸前のチキンレース
アーカンソーは機雷原とロシア艦隊をかいくぐり、海軍基地へ接近。地上ではシールズが命がけで大統領を救出する。ロシア国防相はアーカンソーを沈めようと攻撃を命じ、アメリカ側も反撃すれば全面戦争という状況に追い込まれる。撃つか、耐えるか。その選択一つで世界が変わる局面が続く。
海の上での最後の決断
グラス艦長は、あえて反撃を抑え、敵の目の前に浮上するという賭けに出る。若いロシア兵たちの迷い、アンドロポフ艦長と大統領の呼びかけが流れを変え、事態はクーデター鎮圧へと転がっていく。海中の静けさと、ギリギリの外交判断が重なるクライマックス。
この映画のポイント
・潜水艦パートと地上作戦の同時進行
・「撃たない勇気」がテーマになっている展開
・敵同士の艦長同士の信頼関係
・ミリタリー描写はわりと直球
・派手すぎず、状況説明が分かりやすい構成
たぶんこんな映画
ド派手な爆発より、緊張の溜めが長いタイプ。潜水艦ものの静かな駆け引きが好きなら刺さりやすい。善悪が単純じゃなくて、「誰が引き金を引くか」の重さをずっと見せてくる一本。

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