ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

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ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
(Darkest Hour)

作品データ
2017年|イギリス・アメリカ合衆国|戦争・ドラマ
監督:ジョー・ライト
出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルソーン ほか

たった数週間で国の進む道を決めなきゃいけなくなった男の話

首相に就任したばかりのチャーチルが、ナチス・ドイツに屈して和平を結ぶのか、それとも戦い続けるのかという究極の選択を迫られる話。政治的に孤立しながらも、言葉と決断で国の空気をひっくり返していく。

物語の主要人物

・ウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)
 英国首相。就任直後から国家存亡の判断を迫られる。

・クレメンティーン・チャーチル(クリスティン・スコット・トーマス)
 チャーチルの妻。精神的な支えとなる存在。

・エリザベス・レイトン(リリー・ジェームズ)
 新しく雇われた秘書。チャーチルの言葉を記録する。

・ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)
 英国国王。チャーチルに複雑な感情を抱いている。

首相就任と最悪のスタート

1940年5月、ナチス・ドイツの侵攻が続く中、ネヴィル・チェンバレンの辞任を受け、ウィンストン・チャーチルが首相に就任する。過去の失策や強硬な姿勢から議会での評判は悪く、国王ジョージ6世も乗り気ではない。そんな状況で、チャーチルは弱体化した内閣を率いることになる。

和平か徹底抗戦かで割れる政府

フランス戦線は崩壊寸前、イギリス海外派遣軍はダンケルクに追い詰められる。外務大臣ハリファックスやチェンバレンは、ドイツとの交渉による和平を模索するが、チャーチルはそれに強く反発する。だが軍事的にも政治的にも追い詰められ、和平交渉を検討せざるを得ないところまで追い込まれていく。

ダンケルクと迷いの頂点

ダンケルク撤退作戦が始まる中、チャーチルは決断に迷い、和平を求める書簡を口述しようとして言葉を失ってしまう。そんな彼を支えたのが、妻クレメンタインや秘書レイトン、そして国王の態度の変化だった。ロンドン地下鉄で市民の声を聞いたことで、チャーチルは戦う覚悟を固めていく。

言葉で国を動かす瞬間

議会で行われた演説で、チャーチルは降伏しない意志を明確に示す。「海岸で戦う」という宣言は議場の空気を一変させ、反対派も沈黙する。こうしてイギリスは和平ではなく、徹底抗戦の道を選ぶことになる。

この映画のポイント

戦場の描写よりも、会議室と演説が中心。戦争映画というより、決断に追い詰められるリーダーの心理戦がメインになっている。ゲイリー・オールドマンの変身ぶりと、言葉が持つ力の描かれ方がかなり強い。

たぶんこんな映画

静かな場面が多いのに、ずっと緊張感が途切れない感じ。派手な戦闘はほとんどなく、代わりに一言一言が重く響く。国の運命が、数日間の判断に凝縮されていたんだなと実感させられる一本。

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