ガンズ・アンド・ギャンブラー

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ガンズ・アンド・ギャンブラー
(原題:Guns, Girls and Gambling)

作品データ
2012年|アメリカ|クライム・コメディ
監督:マイケル・ウィニック
出演:クリスチャン・スレーター、ゲイリー・オールドマン、ミーガン・パーク ほか

運のない男が、全員をだます話

恋も金もツキもない男が、エルビスだらけのポーカー大会に巻き込まれ、謎の古代マスクを巡る大騒動へ放り込まれる。

殺し屋、汚職保安官、カジノの首長、牧場主まで入り乱れる中、実は一番ヤバい策を張っていたのは、いちばん普通に見えるその男だった、という話。

登場人物

・ジョン・スミス
運に見放された男。カジノでの一夜を境に、全方向から命を狙われる羽目になる。

・優勝者エルビス
エルビス物まね大会の勝者。マスクを巡る騒動の中心人物。

・シンディ
エルビスの隣人として現れる女性。ジョンと行動を共にするが、どこか様子がおかしい。

・ブロンド
詩的な言葉を口にしながら人を殺す殺し屋。物語を裏からかき回す存在。

・首長
カジノのオーナー。盗まれた戦士の面を取り戻そうとする。

・牧場主
過去にマスク絡みで家族を失った男。復讐心を抱えている。

エルビスだらけの夜が、すべての始まり

失恋直後のジョンは、インディアン居留地のカジノへ流れ着く。そこで遭遇したのが、エルビスの物まね大会。なぜかポーカー勝負になり、優勝者エルビスを含む4人に完膚なきまでに負ける。

翌朝、目を覚ますとカジノ警備員に拘束され、貴重な古代ネイティブ・アメリカンのマスクを盗んだ犯人だと疑われる。ジョン自身は盗んでいないが、状況は最悪で、共犯扱いのまま真犯人探しに連れ回されることになる。

殺し屋と汚職と勘違いが連鎖する

街では次々と人が死に、殺し屋たちがマスクを追って動き出す。保安官は汚職まみれ、誰も信用できない。ジョンはシンディと行動を共にし、物まね大会の参加者を辿っていくが、先回りする殺し屋たちによって事態はどんどん悪化していく。

カジノ側と牧場主側、双方が100万ドルを用意し、マスクを巡る争奪戦は完全に収拾がつかなくなる。

全員だまして、真相がひっくり返る

最終地点の第12開拓地で、すべてが明かされる。シンディは牧場主の娘であり、ブロンドはジョンの元恋人。ジョン自身も過去にマスクと深い関係があり、幼い頃に起きた一家殺害事件の生き残りだった。

ジョンとブロンドは最初から計画を共有し、首長と牧場主、そして周囲の全員を利用していた。マスクは正当な持ち主であるホピ族に返され、金だけが彼らの手元に残る。さらに最後に、ジョン・スミスという名前すら偽物だったことが示され、物語は軽やかに終わっていく。

この映画のポイント

エルビスだらけの異様な状況と、次々に裏切られる構図がとにかく忙しい。

誰が味方で誰が敵なのか、理解したと思った瞬間にひっくり返される。
その一方で、話の芯はずっとジョン個人の過去と清算に置かれていて、混沌としているようで筋は一本通っている。

たぶんこんな映画

テンポよく人が死に、軽口と銃声が飛び交い、気づけば全員が何かを隠している。

真面目に考えるより、次は何が起きるんだろうと流れに身を任せると楽しいタイプ。エルビス、銃、マスク、そして運の悪そうな男。この組み合わせを楽しむ映画。

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