※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
フレッシュ
(Fresh)
作品データ
2022年|アメリカ|ホラー・スリラー
監督:ミミ・ケイヴ
出演:デイジー・エドガー=ジョーンズ, セバスチャン・スタン, ジョニカ・T・ギブス, シャルロット・ル・ボン ほか
マッチングに疲れた女が、当たりに見えた男で人生ごと詰む話
オンラインデートにうんざりしていたノアは、スーパーで出会った感じのいい男スティーブと急接近。優しくて余裕があって、これは当たりかもと思った矢先、週末旅行で世界が一変する。恋の高揚は一瞬、そこからは生き延びるための駆け引きが始まる。
ざっくり時系列
デート疲れのノア
↓
スーパーでスティーブと出会う
↓
何度か会って意気投合
↓
週末旅行に誘われる
↓
目を覚ますと監禁されている
↓
スティーブの正体が判明
↓
他の被害者と協力する
↓
親友が捜索に動く
↓
逆転を狙う計画
↓
森での最終局面
物語の主要人物
・ノア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)
デートに疲れた女性。冷静さと機転で生き延びようとする
・スティーブ / ブレンダン(セバスチャン・スタン)
魅力的な男。裏の顔を持つ
・モリー(ジョニカ・T・ギブス)
ノアの親友。失踪に気づき動き出す
・アン(シャルロット・ル・ボン)
ブレンダンの妻。事情を知る存在
・ペニー(アンドレア・バング)
同じ場所に囚われている女性
いい出会いに見えた、その先
ノアはスーパーでスティーブに声をかけられ、自然な流れで距離を縮める。気遣いも会話も完璧で、オンラインよりリアルの出会いっていいかも、と思わせる空気がある。親友の忠告を軽く受け流し、週末旅行に同行したことが分岐点になる。
目を覚ましたら、状況が最悪
豪邸で過ごした夜のあと、ノアは拘束された状態で目を覚ます。スティーブは自分の正体と目的を淡々と語り、ノアは時間をかけて追い詰められていく。同じ場所に囚われた女性たちの存在が、この状況が偶然じゃないことを示す。
生き延びるための演技と連携
ノアは恐怖を隠し、相手の油断を誘う。同時に、外では親友モリーが失踪に気づき、調査を進めていく。内と外、両方の動きが少しずつ噛み合い、逃げるための選択肢が見えてくる。
最後は、奪われた側が決める
脱出の機会は一瞬。仲間との連携、相手の隙、全部を使って状況をひっくり返す。夜の森で迎える決着は、静かな怒りと覚悟の結果。生き残った先にも、日常は何事もなかったように戻ってくる。
この映画のポイント
・前半は恋愛映画みたいな空気から一気に転調
・会話と視線で緊張を作る演出
・被害者同士の連携が物語を動かす
・現代のデート文化を歪んだ形で映す
たぶんこんな映画
派手な恐怖より、嫌な現実感がじわじわ来るタイプ。ロマンスの顔をした序盤が、後半の不気味さを何倍にもする。見終わったあと、次に誰かと出会う時に少しだけ警戒心が残る一本。

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