オデッセイ

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オデッセイ
(The Martian)

作品データ
2015年|アメリカ|SF
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン, ジェシカ・チャステイン, マイケル・ペーニャ, ケイト・マーラ, セバスチャン・スタン, アクセル・ヘニー, ジェフ・ダニエルズ, ショーン・ビーン, クリステン・ウィグ, キウェテル・イジョフォー ほか

火星に一人置き去りにされた男が、理科で殴って生き延びる話

火星の嵐で行方不明になり、死亡扱いで撤退されたマーク・ワトニー。だけど本人は生きてて、通信もない火星で「次のミッションが来るまで生存する」っていう無茶な目標を立てる。ジャガイモ育てて水を作って、ひとつずつ詰んでいく。地球側も「生きてる」と分かった瞬間から、NASAもクルーも全員が救出に向けて動き始めて、サバイバルと救出作戦が同時進行で加速していく。

物語の主要人物

・マーク・ワトニー(マット・デイモン)
 アレス3の植物学者兼エンジニア。火星に一人取り残され、生存を試みる。

・メリッサ・ルイス(ジェシカ・チャステイン)
 アレス3の指揮官。撤退の決断を下し、その後も救出に関わる。

・ミッチ・ヘンダーソン(ショーン・ビーン)
 NASAのフライトディレクター。救出を強く推し進める。

・テディ・サンダース(ジェフ・ダニエルズ)
 NASA長官。リスク管理を優先し、判断が厳しめ。

・ビンセント・カプーア(キウェテル・イジョフォー)
 NASAの火星探査統括。救出の実務を担う中心人物。

・リッチ・パーネル(ドナルド・グローヴァー)
 軌道力学の専門家。救出プランを組み立てる。

嵐で「死亡」扱いになって、火星に残される

2035年、有人火星探査アレス3は調査中に激しい砂嵐に遭遇し、撤退を決断する。移動中にマークが飛来物で吹き飛ばされ、生命反応が消えたため、船長メリッサは彼を死亡と判断して帰還する。地球では葬儀まで行われる。
でもマークは生きていた。通信手段もなく、助けを呼べない。ここから「誰にも知られず、火星で一人で生き延びる」っていう地獄みたいな生活が始まる。

生きるために、火星で畑を始める

マークはHABの備蓄と残された資材を確認して、4年後のアレス4到着まで生きると決める。
見つけた種芋でジャガイモを育て、クルーの排泄物を肥料にして、化学反応で水を作る。やってることは真面目なのに、本人のノリは妙に軽い。そこが逆に頼もしい。

地球が「生存」を確信して、救出が現実になる

NASAは衛星写真から、ソーラーパネルの清掃やローバーの移動に気づき、マークが生きていると確信する。世間にも公表され、救出は一気に国家規模の作戦になる。
マークも古い無人探査機パスファインダーを掘り起こし、画像のやり取りから始めて、簡単な方法で意思疎通に成功する。ここで「孤独」が少しだけ薄れる。

うまくいきかけたところで、また地獄が来る

交信ができたことで希望が増えるが、HABの故障で大事故が起き、畑は全滅。補給が急務になる。
NASAは急いで補給船を打ち上げるが、積荷チェックを省いた結果、空中爆発。希望が一回折れる。そこから中国の協力や、ヘルメス号を再び火星へ向かわせる計画が絡み合い、救出作戦はさらに無茶な方向へ進む。

最後は「命がけの工夫」で届く距離を埋める

マークは食事量を減らしながら耐え、アレス4用のMAVを使って軌道上のヘルメス号へ上がる計画に参加する。軽量化を進め、遠隔操作で打ち上げるが、予想外の問題で軌道に届かない。
そこでヘルメス号側もマーク側も、最後はありえないレベルの工夫で距離を詰める。全世界が中継を見守る中、マークは救い上げられ、クルーと再会する。

この映画のポイント

・絶望的なのに、ずっと前向きなテンションで押し切る主人公
・科学と現場の工夫がそのままドラマになってる
・NASA内部の判断の対立がリアルで面白い
・チーム戦としての救出作戦の気持ちよさ
・最後に「生き延び方」が誰かに受け渡される終わり方

たぶんこんな映画

めちゃくちゃ追い込まれてるのに、観てる側の気分は意外と暗くなりすぎない。詰みかけた盤面を、理科と根性と軽口でひっくり返していく感じが気持ちいい。
観終わると「最悪でも、次の一手を考えればなんとかなるかも」っていう、変な元気が残るタイプの映画。

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