※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
アンダーカヴァー
(We Own the Night)
作品データ
2007年|アメリカ|アクション・スリラー
監督:ジェームズ・グレイ
出演:ホアキン・フェニックス, マーク・ウォールバーグ, エヴァ・メンデス, ロバート・デュヴァル ほか
夜の世界にいた男が、家族と警察に引き戻されていく話
ナイトクラブで自由に生きていた男が、父と兄が警官だという事実から逃げきれず、裏社会と警察の板挟みにされていく。
最初は関わる気なんてなかったのに、暴力と復讐が連鎖して、気づけば人生そのものを選び直すところまで追い込まれる。
これは潜入捜査の話というより、家族と血縁から逃げられなかった男の話。
ざっくり時系列
・ボビーがナイトクラブで気楽に暮らす
↓
・兄ジョセフが麻薬組織摘発を宣言
↓
・警察の襲撃でボビーが逮捕される
↓
・ジョセフが銃撃され重傷を負う
↓
・ボビーが秘密裏に捜査協力する
↓
・父バートが襲撃され殺される
↓
・ボビーが警察に入る決意をする
↓
・最後の囮捜査でヴァディムを追い詰める
物語の主要人物
・ロバート・ボビー・グルシンスキー(ホアキン・フェニックス)
ナイトクラブのマネージャー。警官一家から距離を取って生きている。
・ジョセフ・ジョー・グルシンスキー(マーク・ウォールバーグ)
ボビーの兄。麻薬対策部隊を率いる警部。
・アルバート・バート・グルシンスキー(ロバート・デュヴァル)
父親で警察副署長。家族と仕事の両方を背負っている。
・アマダ・フアレス(エヴァ・メンデス)
ボビーの恋人。彼の選択に巻き込まれていく。
・ヴァディム・ネジンスキー(アレックス・ベアドフ)
ロシア系マフィアの麻薬王。物語の標的。
警官一家から逃げていた夜の始まり
1988年のブルックリン。
ボビーはナイトクラブのマネージャーとして、裏社会と適度な距離を保ちながら生きている。
父も兄も警察官だが、彼はその道を選ばず、偽名まで使って別の人生を歩いていた。
しかし兄ジョセフが麻薬組織の摘発に乗り出したことで、ボビーの居場所が危うくなっていく。
裏社会と警察の板挟みになる
警察の強制捜査、逮捕、そして兄の銃撃。
事態は一気に深刻になり、ボビーは望まない形で捜査に関わることになる。
秘密裏の協力、裏切り、逃亡。
さらに父バートが襲撃され命を落としたことで、ボビーの中で何かが完全に変わる。
家族を選んだ先の結末
父の死をきっかけに、ボビーは警察になる道を選ぶ。
最後の囮捜査で、兄と共にヴァディムを追い詰め、長い夜に決着をつける。
すべてが終わった後、ボビーは警察学校を卒業し、新しい立場に立つ。
そこにあるのは勝利というより、受け入れた人生だった。
この映画のポイント
・派手さより重さが前に出る展開
・家族関係が物語の中心
・夜のクラブと雨の街が印象的
・潜入捜査より人生選択の話
・ジェームズ・グレイらしい陰影の強さ
たぶんこんな映画
静かに進むのに、ずっと息が詰まる感じ。
正しいとか間違いとかより、選ばされた道をどう生きるかを見せてくる。
夜のニューヨークで、逃げ場が少しずつ消えていくのを眺める映画。

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