ロスト・イン・ラ・マンチャ

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ロスト・イン・ラ・マンチャ
(Lost in La Mancha)

作品データ
2002年|イギリス・スペイン|ドキュメンタリー
監督:キース・フルトン、ルイ・ペペ
原案・被写体:テリー・ギリアム
出演:テリー・ギリアム、ジャン・ロシュフォール、ジョニー・デップ ほか

映画を撮ろうとして映画になってしまった話

一本の映画を作ろうとしたら、その過程そのものがとんでもない物語になってしまった、そんな流れ。完成作じゃなく、作れなかった時間が主役みたいな内容になっている。

ざっくり全体要約

テリー・ギリアムが長年温めてきた「ドン・キホーテ」を映画化する企画が動き出し、撮影もいよいよスタートする。主演俳優やスタッフも集まって、準備は万端に見えたけど、撮影初日から天候トラブルや騒音問題が発生。さらに主演俳優の体調不良、保険やスケジュールの問題が重なって、事態はどんどん悪化していく。最終的に撮影は中断され、映画は完成しないまま終わる。

理想を追い続ける監督と巻き込まれる人たち

ギリアムは、無茶だと分かっていても理想を諦めないタイプに見える。現場では常にアイデアが飛び交っていて、その熱量に周囲も引っ張られていく。一方で、俳優やスタッフは現実的な問題にも直面していて、情熱と現実のズレが少しずつ浮き彫りになっていく。

スペインの大地で始まったはずの撮影現場

舞台はスペインのラ・マンチャ地方。広大な自然の中で壮大な映画を撮る予定だったけど、天候や環境は思った通りにはいかない。自然そのものが、計画の甘さや運の悪さを容赦なく突きつけてくる。

うまくいかない出来事が連鎖していく流れ

問題は一つじゃ終わらない。音が使えない、セットが壊れる、俳優が動けない、保険が下りない。ひとつ対処しても、すぐ次の壁が現れる。現場の空気も少しずつ重くなっていって、成功を信じたい気持ちと、もう無理かもしれない感覚が同時に漂う。

撮れなかった映画が残したもの

最終的に企画は中止になり、映画は完成しない。でも、その過程を記録したこの作品自体が、一本の強烈な映画になっている。失敗の記録なのに、不思議と創作への執念や楽しさも伝わってくる終わり方になっている。

この映画のポイントなに?

映画制作の裏側が、ここまで赤裸々に映っているところ。順調な現場じゃなく、崩れていく現場を真正面から見せているのが特徴的。

たぶんこんな映画

完成した作品を観るというより、夢に突っ込んでいく過程を横で眺めている感覚に近いかも。うまくいかない現実と、それでもやめられない創作の衝動、その両方が残る一本、そんな印象が近い。

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