※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
グランド・イリュージョン
(Now You See Me)
作品データ
2013年|アメリカ|クライム/エンタメ
監督:ルイ・ルテリエ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、メラニー・ロラン ほか
手品師たちがショーの最中に銀行強盗をやらかす話
それぞれ別々に活動していた4人のマジシャンが、謎の人物に集められ「フォー・ホースメン」としてチームを組む。彼らは大規模なショーの最中に、観客の目の前でありえない犯罪を成功させてみせる。その一部始終を追うFBI捜査官とインターポールの女性捜査官、さらにマジックの裏側に詳しい男も加わり、追う側と追われる側の知恵比べが続いていく流れ。
クセ強マジシャン4人組、それぞれ別方向に尖ってる
リーダー格で口も頭も回る男、催眠術を得意とする軽口キャラ、読心術を売りにする皮肉屋、そして脱出マジックを担当するクール担当。全員が自信満々で、どこか信用しきれない感じもある。チームとして動いているけど、裏で何を考えているのかは見えづらく、観ている側も常に探りながらついていく感覚になる。
ラスベガス、パリ、ニューヨークをまたぐ派手な舞台
物語はラスベガスのショーから始まり、ヨーロッパを含むいくつかの都市を行き来する。ステージ、街中、ホテル、裏方スペースなど、場所が変わるたびにトリックの雰囲気も変わっていく。現実感より「見世物感」が前に出ていて、世界そのものが大きな舞台装置みたいに使われている。
ショーをやるたびに、状況がひっくり返る
マジックショーが開催されるたびに、事件が起こり、追う側の推理が外れていく。証拠が揃ったと思った瞬間に、別の仕掛けが明らかになる感じが続く。説明される前に次の展開が来るので、考えるより「見せられる」時間が長め。
追っていたはずの捜査が、いつの間にか逆転する
後半になると、誰が何のために動いていたのかが少しずつ繋がってくる。味方だと思っていた立場や、ただの脇役に見えた人物の役割が変わり、構図そのものが組み替えられていく。最後には、最初から用意されていた大きな仕掛けが形になる。
この映画のポイントなに?
リアルな犯罪というより、マジックと映画的ハッタリを全力で楽しむ方向の作り。トリックの理屈を細かく考えるより、「そう来るか」という驚きを重ねていく感じが強い。展開のテンポが早く、会話と映像で一気に押してくる構成が目立つ。
たぶんこんな映画
細かいことは一旦置いて、目の前で起こることを楽しむタイプの作品。観ている間は振り回されっぱなしで、終わったあとに「あれはどこから仕掛けてたんだろう」と振り返りたくなる。マジックショーを見終えた直後みたいな、軽い興奮が残るかもしれない。

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