エドtv

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




エドtv デラックス・エディション [DVD]
エドtv デラックス・エディション



エドtv
(原題:EDtv)

作品データ
1999年|アメリカ|コメディ
監督:ロン・ハワード
出演:マシュー・マコノヒー、ジェナ・エルフマン、ウディ・ハレルソン、エレン・デジェネレス ほか


普通の兄ちゃんの人生が、そのまま24時間テレビになる話

レンタルビデオ屋で働くエドの生活が、ある日突然、全国放送になる。恋愛も家族も仕事も全部オンエア。最初は面白半分だったはずの企画が、だんだんエド本人の人生を圧迫していく。笑えるのに、笑っていいのか少し迷うタイプの話。

登場人物

・エド
 レンタルビデオ屋で働く普通の青年。気づいたら人生丸ごと中継される側に。

・シャリ
 エドの元恋人。カメラが入ったことで、関係がややこしくなる。

・レイ
 エドの兄。調子が良くて、番組を面白がる側の人間。

・シンシア
 番組ディレクター。低視聴率脱却のために企画を押し通す。

・アル
 テレビ局側の重鎮。番組の行方を冷静に見ている。

視聴率のために選ばれた「どこにでもいる男」

低視聴率に悩むケーブル局「トゥルーTV」。起死回生の一手として出されたのが、一般人の生活を24時間垂れ流す企画。選ばれたのが、特別な才能も事件性もないエドだった。本人は半信半疑のまま、カメラ付きの生活を始めることになる。

日常がイベントになっていく違和感

朝起きるところから、仕事、友達との会話、恋愛のゴタゴタまで全部が番組になる。最初は注目されるのが楽しくて、周りも盛り上がる。でも視聴者が増えるにつれて、エドの行動は「どう見られるか」を意識したものに変わっていく。

カメラがあることで壊れていく関係

家族は番組に振り回され、恋人との関係もぎこちなくなる。プライベートな感情まで演出や編集の対象になり、エド自身も何が本音なのか分からなくなっていく。人生の主導権が、少しずつテレビ側に移っていく感覚が強くなる。

この映画のポイント

・一般人の生活を商品にするという発想
・コメディなのに、笑いきれない場面の多さ
・テレビと視聴者の距離の近さ
・本人より周囲が盛り上がってしまう構造

たぶんこんな映画

明るいノリで始まるけど、後半になるほどジワッとくる。笑って見てたはずなのに、「これ自分だったらどうだろ?」って考え始めるタイプ。派手な事件は起きないけど、日常が晒される怖さが静かに残る一本。観終わったあと、テレビとの距離をちょっと考えたくなる。

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