※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
バグズ・ライフ
(A Bug’s Life)
作品データ
1998年|アメリカ|フルCGアニメ
監督:ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
出演:デイヴ・フォーリー、ケヴィン・スペイシー、ジュリア・ルイス=ドレイファス ほか
小さな発明家アリが最悪の失敗から革命を起こす話
働きアリの島で、発明好きのフリックがやらかして食料を全部流してしまう。そこへ毎年食料を取り立てに来るバッタ軍団。詰んだ状況なのに、フリックは「用心棒を雇ってバッタを追い払おう」と飛び出していく。そこから、勘違いと根性と団結で、島のルールそのものがひっくり返っていく。
物語の主要人物
・フリック(デイヴ・フォーリー)
アント・アイランドの発明家のアリ。失敗続きだが諦めない。
・アッタ姫(ジュリア・ルイス=ドレイファス)
王女。国を守ろうと必死だが自信が揺らいでいる。
・ドット姫(ヘイデン・パネッティーア)
アッタの妹。フリックの味方で、勇気がある。
・ホッパー(ケヴィン・スペイシー)
バッタ一味のリーダー。アリたちを支配している。
・サーカス団の虫たち
戦士と勘違いされて島に来るが、のちに作戦の要になる。
食料を流してしまい、最悪のタイミングで取り立てが来る
アント・アイランドでは雨季に備えて食料集めの真っ最中。でもその食料は、実はバッタたちに差し出す分だった。
そんな日にフリックの発明が暴発して、集めた食料が丸ごと川へドボン。そこへバッタ一味が現れて、ホッパーは「雨季が来るまでに二倍集めろ」と無理難題を突きつける。島の空気は一気に凍る。
用心棒探しのはずが、雇ったのはサーカス団だった
責任を取らされる形で、フリックは用心棒探しへ。都会でようやく見つけた「強そうな連中」は、実はサーカス団の虫たち。
お互いが盛大に勘違いしたまま島へ戻り、アリたちは「伝説の戦士が来た!」と大歓迎。団員たちも「スカウトされた!」とノリノリ。
でも正体がバレたら終わるので、フリックは必死に取り繕いながら、バッタを追い払う作戦を考え始める。
ハリボテの鳥作戦と、バレたときの大崩壊
フリックが思いついたのは、バッタが怖がる“鳥”を作って脅す作戦。みんなで本物そっくりの鳥の人形を作って、勝てそうなムードが高まる。
ところが、サーカス団長が島に現れたことで「戦士じゃなくて芸人じゃん!」が露見。アリたちはフリックを信用できなくなり、フリックは追放されてしまう。
その直後、食料不足のままバッタ軍団が本気で乗り込んできて、島はガチのピンチになる。
団結の瞬間と、ホッパーの最後
ドットがフリックを連れ戻し、サーカス団も戻って作戦再開。
一度は鳥の人形が燃やされて作戦が崩れるけど、フリックは「アリは奴隷じゃない。数も力もある」と皆の前で言い切り、アリたちが立ち上がる。
最後は本物の鳥まで巻き込む形でホッパーを追い詰め、支配の構図そのものが終わる。春が来て、島は前より明るい空気で収穫を迎える。
この映画のポイント
弱い側が「自分たちは弱くない」と気づく瞬間がメインの物語。
作戦はわりとドタバタなのに、最後にちゃんと“革命”の手触りが残る。
勘違いで始まったサーカス団が、結果的に島を救う役になるのが気持ちいい。
ホッパーの「支配は数の錯覚で成り立つ」みたいな理屈が、子ども向けっぽく見せつつ結構エグい。
たぶんこんな映画
かわいい虫アニメに見えて、やってることは割と熱い反乱劇。
笑えるシーンも多いけど、最後はちゃんとスカッとする。
観終わると、ちっちゃい一歩でも流れが変わるかもなって気分になる一本。

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