※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
デッドプール2
(Deadpool 2)
作品データ
2018年|アメリカ|スーパーヒーロー・アクション・コメディ
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ライアン・レイノルズ, ジョシュ・ブローリン, モリーナ・バッカリン, ザジー・ビーツ ほか
失恋と自爆でメンタル崩壊したヒーローが、ヤバい少年を救おうとして全方向に大惨事を起こす話
ヴァネッサを失って、世界の色が消えたウェイド。死にたいのに死ねない不死身体質で、情緒がぐちゃぐちゃのままX-MEN見習いを始める。そこで出会ったのが、傷だらけの少年ラッセル。未来から来た男ケーブルは「そいつ、将来とんでもない殺人鬼になるから今ここで消す」って言い出して、ウェイドは「いや俺がなんとかする」と間に入って地獄が始まる。
ざっくり時系列
ウェイドがヴァネッサと同棲してヒーロー活動
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麻薬カルテルの襲撃でヴァネッサが死亡
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ウェイドが自暴自棄になり自殺未遂
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コロッサスに保護され、X-MEN見習いになる
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孤児ミュータントのラッセルを止めようとして失敗
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ウェイドとラッセルがミュータント刑務所アイスボックスへ
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未来から来たケーブルがラッセルを狙う
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ウェイドがラッセルを守ろうとして脱獄騒動
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ウェイドがX-フォースを結成するが初陣でほぼ壊滅
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ラッセルがジャガーノートと組んで復讐へ暴走
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ウェイドとケーブルが「説得で止める」作戦に賭ける
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ウェイドが身を張ってラッセルの心を折り返させる
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ケーブルが時間を巻き戻してウェイドを救い、未来も変わる
物語の主要人物
・ウェイド・ウィルソン/デッドプール(ライアン・レイノルズ)
口が止まらない不死身の傭兵ヒーロー。喪失で壊れかける
・ケーブル(ジョシュ・ブローリン)
未来から来た戦士。ラッセルを消すために現代へ来た
・ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)
ウェイドの恋人。彼の心の支え
・ラッセル/ファイヤーフィスト(ジュリアン・デニソン)
炎の能力を持つ少年。虐待で復讐心が爆発寸前
・ドミノ(ザジー・ビーツ)
運がめちゃくちゃ良いミュータント。作戦の生存担当
はじまりからして、ウェイドの心が折れてる
恋人を失って、笑いながらも中身は空っぽ。死にたくても死ねないっていう地獄で、コロッサスの「ちゃんとヒーローしようぜ」に半分キレながら乗っかる。この時点で、もう危うい。
ラッセルという地雷を、素手で抱えにいく
施設で虐待されてるラッセルを見て、ウェイドは「俺が守る」って動くけど、やり方が乱暴すぎて状況が悪化していく。しかも未来からケーブルが来て「その子は未来で俺の家族を殺す」って、正論みたいな爆弾を投げてくる。
X-フォース結成、からの即崩壊が最高にひどい
仲間集めのノリは完全に求人広告のテンションなのに、作戦開始と同時に事故の連鎖でほぼ全滅。ここ、笑えるのに妙に残酷で、この映画の性格が一発でわかる。
最後はふざけ倒してるのに、ちゃんと胸に刺してくる
ウェイドはラッセルを止めるために「自分が死んでもいい」って選択をする。ギャグと下品さで覆ってるけど、やってることはわりとガチで自己犠牲。そこでラッセルの心が戻って、ケーブルの未来も書き換わる。
この映画のポイント
・下ネタとメタ発言で暴れながら、喪失と再生をちゃんとやる
・ケーブルという超真面目キャラが入ってバランスが良い
・ドミノの「運が良い」がアクション演出として面白い
・X-フォース周りのブラックな笑いが強烈
・ラストの時間操作で、後味を一気に変えてくる
たぶんこんな映画
汚いギャグで殴ってくるのに、急にまっすぐな話を入れてくる。泣かせに来てるのか笑わせに来てるのか分からないまま、結果どっちも持っていかれる感じ。終盤はわりと「ヒーローって何」まで踏み込むけど、相変わらず口が悪いから安心して見れるタイプ。

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