※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ミラグロ/奇跡の地
(Milagro Beanfield War)
作品データ
1988年|アメリカ合衆国|コメディドラマ
監督:ロバート・レッドフォード
出演:チック・ヴェネラ, ソニア・ブラガ, ルーベン・ブラデス, メラニー・グリフィス, ジョン・ハード, ダニエル・スターン, クリストファー・ウォーケン ほか
豆畑ひとつを守ろうとした男が、町ぜんぶを動かしてしまう話
干ばつにあえぐ小さな町で、ジョー・モンドラゴンが勝手に水を引いたことから物語は動き出す。たった一枚の豆畑を守るための行動が、大企業、政治、警察、町の人たちを巻き込み、いつの間にか地域全体の問題に膨らんでいく。地味だけど引かない男の粘りが、町の空気を少しずつ変えていく話。
ざっくり時系列
ミラグロの町が干ばつに悩まされている
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ジョー・モンドラゴンが豆畑に勝手に水を引く
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行動が町中に知れ渡る
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ルビーがチャーリー・ブルームに相談する
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不動産王ディヴァインとの対立が激化する
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社会学者プラットが町に滞在する
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州が介入し、衝突や逮捕が起こる
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銃撃や混乱が発生する
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それでもモンドラゴンは豆を収穫し続ける
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知事が介入し、開発計画が中止される
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町に和解と祝祭の空気が戻る
物語の主要人物
・ジョー・モンドラゴン(チック・ヴェネラ)
豆畑を耕す地元住民
・ルビー・アーチュレタ(ソニア・ブラガ)
ガソリンスタンド兼修理工場の経営者
・チャーリー・ブルーム(ジョン・ハード)
弁護士であり出版者
・ベルナベ・モントーヤ(ルーベン・ブラデス)
町の保安官
・ラッド・ディヴァイン(リチャード・ブラッドフォード)
土地開発を進める不動産王
・キリル・モンタナ(クリストファー・ウォーケン)
州から派遣された介入役
水がない町で、豆畑だけが生き残ろうとする
物語はニューメキシコ州ミラグロの町から始まる。干ばつに苦しむ中、モンドラゴンは法的な手続きを無視して灌漑用水路に水を引き、豆畑を守ろうとする。この行動は町では異例で、小さな反抗として広まっていく。
小さな行動が、大きな対立を呼び込む
モンドラゴンの行動をきっかけに、ルビーやブルームが動き出し、町は次第に政治と開発の問題に巻き込まれていく。不動産王ディヴァインの巨大な別荘計画が浮かび上がり、州まで介入する事態に発展する。町民同士の距離も、少しずつ変わっていく。
それでも豆を収穫し続ける男
衝突や逮捕、銃撃騒ぎが起きても、モンドラゴンは畑を離れない。最後には州知事が介入し、開発計画は中止される。豆畑を中心に、町は再びひとつの空気を取り戻し、物語は祝祭の中で終わる。
この映画のポイント
・豆畑という小さな存在が物語の中心になる
・開発と地域社会の対立をコメディ寄りに描いている
・町全体が少しずつ巻き込まれていく構成
・シリアスとユーモアが混ざった独特の空気
たぶんこんな映画
大事件が起きるというより、町の空気がじわじわ変わっていく感じ。騒がしいのにどこか牧歌的で、人の顔がちゃんと見える。豆畑を眺めているうちに、なぜか最後まで付き合ってしまうタイプの映画。

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