※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
Guy and Madeline on a Park Bench
作品データ
2009年|アメリカ|ロマンティック・ミュージカル
監督:デイミアン・チャゼル
出演:ジェイソン・パーマー, デザリー・ガルシア, サンダ・キン ほか
ジャズに夢中な男と、立ち止まりがちな女が、すれ違ってまた出会う話
付き合って3か月のガイとマデリン。恋はまだ続いているようで、もうズレ始めている。音楽に前のめりな男と、現実に向き合おうとする女。別れ、新しい出会い、うまくいかない日々を経て、二人はもう一度、同じ場所にたどり着く。
ざっくり時系列
ガイとマデリンが付き合っている
↓
ガイが地下鉄でエレナと出会う
↓
ガイとマデリンが別れる
↓
マデリンが生活を立て直そうとする
↓
マデリンがニューヨークでポールと出会う
↓
ガイが自分の選択を後悔し始める
↓
ガイがマデリンを探す
↓
街角で二人が再会する
物語の主要人物
・ガイ(ジェイソン・パーマー)
ボストンで活動するジャズ・トランペット奏者
・マデリン(デザリー・ガルシア)
仕事を探しながら日々を過ごす内向的な女性
・エレナ(サンダ・キン)
ガイが惹かれていく社交的な女性
・ポール
ニューヨークでマデリンが出会うフランス人男性
恋が静かに終わっていくところから始まる
ボストンの街で暮らす二人は、まだ恋人同士だけど、同じ方向を見ていない。ガイは音楽と人付き合いに引っ張られ、マデリンは一人で考え込む時間が増えていく。地下鉄での出会いをきっかけに、関係はあっさり崩れる。
それぞれが前に進もうとして、空回りする
別れたあと、マデリンは引っ越し、仕事探し、習い事、デートと、いろいろ試す。でも全部しっくりこない。ガイの方も新しい恋に進んだはずなのに、音楽に興味を示さない相手との間で違和感が積もっていく。
もう一度会った時、答えはまだ出ていない
ガイがマデリンを取り戻そうとした時、彼女はもう次の場所へ向かおうとしている。再会しても、劇的な結論は出ない。ただ、過去を手放すのか、もう一度向き合うのか、その問いだけが二人の間に残る。
この映画のポイント
・白黒映像と生演奏のジャズ
・感情を台詞より音楽と動きで見せる演出
・恋愛を「盛り上がり」より「間」で描く
・後の作品につながるチャゼルらしさが見える
たぶんこんな映画
派手なミュージカルを期待すると肩透かし。でも、街の空気とか、言葉にできない気持ちが音楽で流れてくる感じがある。恋が終わったあとにベンチでぼーっとしてしまう、そんな時間に寄り添う映画。

コメント