デスペラード

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




デスペラード コレクターズ・エディション [DVD]
【ストーリー】 ギャングに恋人を殺され、復讐の旅に出たマリアッチ。 ギターケースに銃を忍ばせた彼は今や伝説のガンマンだ。 メキシコ国境の街に着いたマリアッチは麻薬王ブチョとの激しい銃撃戦の末、傷を負ってしまう。 彼を手当てしたのはカロリーナという女性。 やがて二人は愛し合うようになるが…。 『レジェンド・オブ・メ...



デスペラード
(Desperado)

作品データ
1995年|メキシコ|アクション
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック、ホアキム・デ・アルメイダ ほか

ギターケースを抱えた男が町を壊しに来る話

黒い服にギターケース、静かな目つき。
その見た目だけで「何か起きそう」な男が町に現れて、案の定、平和とは逆方向に物事が動き始める。
音楽映画っぽく見える瞬間もあるけど、中身はかなり物騒。

復讐が全部を飲み込む流れを一気に

主人公の男は、過去に恋人を殺されていて、その原因になったギャングを探して町を渡り歩いている。
彼の噂はすでに広まっていて、行く先々で誤解と警戒が生まれる。
町を仕切る麻薬王ブチョの存在が見えてきたあたりから、銃撃戦が連鎖的に起こっていく。

無口な流れ者と、巻き込まれる人たち

主人公は多くを語らないタイプで、感情もあまり表に出さない。
一方で、バーを切り盛りするカロリーナは明るくて現実的。
彼女は事情をよく知らないまま、この男の過去と現在に巻き込まれていく。
ブチョは冷酷で、支配する側の理屈だけで動いている感じ。

町に入った時点で逃げ場はなかった

舞台はメキシコの小さな町。
バー、路地、建物の屋上など、場所が変わるたびに銃声が増えていく。
静かな町並みと激しいアクションの差が、ずっと続く。

撃って撃たれて誤解が重なる

主人公は復讐相手を探して動いているだけなのに、
周囲は「危険な殺し屋が来た」と受け取ってしまう。
そのズレが新しい衝突を生んで、
ギャング、用心棒、警察まで絡んで事態は大きくなる。
ギターケースの中身が明らかになる頃には、引き返す余地はほぼなくなる。

復讐の行き着く先まで進む

最終的に、主人公はブチョと直接対峙することになる。
過去の出来事が一気につながって、
誰が何を失ってきたのかがはっきりする。
戦いは派手だけど、終わり方にはどこか寂しさも残る。

この映画のポイントは様式美全振り

銃撃戦は現実的というより、完全にスタイル重視。
アクションの一つ一つが「こう見せたい」という意図で組み立てられている感じ。
深く考えるより、映像と音の勢いに乗る方がしっくり来る。

たぶんこんな映画

復讐劇なのに、どこか痛快で、どこか切ない。
ギターケースを抱えた男の背中だけが強く印象に残って、
細かい理屈より「なんかすごかったな」という感覚が残るタイプかもしれない。

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