シン・レッド・ライン|ざっくり時系列

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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シン・レッド・ライン
(The Thin Red Line)

作品データ
1998年|アメリカ|戦争・ドラマ
監督:テレンス・マリック
出演:ショーン・ペン, ジム・カヴィーゼル, ニック・ノルティ, エリアス・コティーズ, ベン・チャップリン

兵士たちが戦場で、生きる意味を考え続ける話

太平洋戦争の最前線、ガダルカナル島。
銃弾と命令に挟まれながら、兵士たちは戦いだけでなく、
自分は何者なのか、なぜここにいるのかを問い続ける。
戦争映画の形を借りた、思考と感情の流れを追う物語。

ざっくり時系列

ウィットが部隊を脱走する

部隊に連れ戻され、懲罰任務を受ける

C中隊がガダルカナル島に上陸する

210高地の攻略が始まる

正面攻撃で多数の犠牲が出る

側面攻撃で陣地を制圧する

指揮官スタロスが更迭される

川沿いの哨戒任務に出る

ウィットが日本軍に包囲され戦死する

部隊が島から撤退する

物語の主要人物

・ロバート・E・リー・ウィット二等兵(ジム・カヴィーゼル)
 部隊を離脱し、戦争の意味を考え続ける兵士。

・エドワード・ウェルシュ一等軍曹(ショーン・ペン)
 現実的で厳しい視点を持つ下士官。

・ジェームズ・スタロス大尉(エリアス・コティーズ)
 部下の命を守ろうとする中隊長。

・ゴードン・トール中佐(ニック・ノルティ)
 作戦達成を最優先する上官。

・ジャック・ベル二等兵/軍曹(ベン・チャップリン)
 前線で戦いながら、私生活にも揺れる兵士。

南の島に降り立つ、考える兵士たち

1942年、C中隊はガダルカナル島へ投入される。
上陸前、兵士たちは輸送船の中で、
それぞれの人生や恐怖、希望を胸に抱いている。
敵の姿が見えないまま進軍する不穏な時間が続く。

丘をめぐる戦闘と、命令への疑問

210高地の攻略は、正面突破という無謀な形で始まる。
銃撃で次々と倒れる兵士たち。
スタロス大尉は命令に疑問を持ち、攻撃をためらうが、
上官トール中佐は犠牲を顧みず前進を要求する。
最終的に側面攻撃で陣地は制圧される。

戦いのあとに残るもの

勝利の後、兵士たちに休息が与えられるが、
誰も晴れやかな気分にはなれない。
指揮官は更迭され、部隊は次の任務へ進む。
川沿いの哨戒で、ウィットは仲間を逃がすため、
一人で敵を引きつけ、銃を構えたまま命を落とす。
やがて中隊は島を去る。

この映画のポイント

・戦闘よりも内面の独白が印象に残る構成
・自然の美しさと、戦争の残酷さの対比
・多くの登場人物が、それぞれ違う視点を持つ
・勝敗よりも、生と死の感覚に焦点を当てている

たぶんこんな映画

派手な戦争の英雄譚というより、
極限状態で人が何を考えているのかを、
ずっと聞かされているような感覚。
戦場に立っているのに、
頭の中ではずっと別の場所を見つめている、
そんな静かな重さが残る作品。

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