ネバーエンディング・ストーリー|ざっくり時系列

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ネバーエンディング・ストーリー
(The NeverEnding Story)

1984年|ドイツ|ファンタジー
監督:ヴォルフガング・ペーターゼン
出演:バレット・オリバー, ノア・ハサウェイ, タミ・ストロナク, パトリシア・ヘイズ, シドニー・ブロムリー, ジェラルド・マクレイニー, モーゼス・ガン ほか

内気な少年が本を読んだら、世界の存続を任される話

内気で空想好きな少年バスティアンが、一冊の不思議な本を読み始めたことで、滅びかけの異世界ファンタジアと深く関わっていく。
本の中では若き戦士アトレイユが「無」に侵食される世界を救う旅を続けていて、その物語はいつの間にか読んでいるバスティアン自身とも繋がっていく。
最終的に、世界を救う鍵を握るのは、剣でも魔法でもなく、名前を呼ぶという行為だった。

ざっくり時系列

いじめられっ子のバスティアンが本屋に逃げ込む

不思議な本「はてしない物語」をこっそり持ち出す

屋根裏で本を読み始め、ファンタジアの物語を追体験する

アトレイユが世界を救う使命を受けて旅に出る

無が広がり、アルタクスが悲しみの沼に沈む

ファルコルに助けられ、南の神託へ向かう

世界を救うには人間の子供が新しい名前を呼ぶ必要があると判明

バスティアンが皇后に「ムーンチャイルド」と名付ける

ファンタジアが再生し、現実世界にも変化が起きる

物語の主要人物

・バスティアン・バルタザール・バックス(バレット・オリバー)
 本を読むことで物語に関わっていく内気な少年

・アトレイユ(ノア・ハサウェイ)
 ファンタジアを救う使命を託された若き戦士

・子供のような皇后(タミ・ストロナク)
 病に倒れ、世界の存続を左右する存在

・ファルコル(声:アラン・オッペンハイマー)
 アトレイユを助ける幸運の竜

・グモルク(声:アラン・オッペンハイマー)
 無の側につく狼のような存在

本屋から始まる、現実と物語の重なり

物語の始まりはとても地味。
母を亡くし、父とうまく気持ちを共有できないバスティアンが、いじめから逃げ込んだ本屋で一冊の本と出会う。
この時点では、よくある少年と不思議な本の話に見えるけど、ここから現実と物語がじわじわと重なっていく。
屋根裏で本を読むバスティアンと、本の中で旅をするアトレイユが、同時進行で描かれる構造が、この映画の独特な感覚を作っている。

世界を救う旅と、失われていくもの

アトレイユの旅はわりと過酷。
世界は「無」によって飲み込まれ、助言者は疲れ果て、進む先では容赦なく何かを失っていく。
特にアルタクスが悲しみの沼に沈む場面は、ファンタジーなのに感情的にかなり重たい。
冒険は派手だけど、ずっと希望と喪失がセットで進んでいく感じがある。

名前を呼ぶことで、世界が続いていく

終盤で明かされるのは、世界を救う方法が戦いや知恵ではなく、人間の子供が新しい名前を呼ぶことだという事実。
ずっと物語を追っていただけのバスティアンが、ついに当事者として選ばれる。
疑いながらも皇后に「ムーンチャイルド」と名付けた瞬間、ファンタジアは再生へ向かう。
ここで、この物語が「読むこと」や「想像すること」そのものについての話だったんだと分かってくる。

この映画のポイント

・現実世界と物語世界が同時に進む構造
・想像力や物語そのものがテーマになっている
・派手な冒険と、静かな感情の動きが混ざっている
・世界を救う手段がとてもシンプルで人間的

たぶんこんな映画

不思議な世界を冒険する話なんだけど、見終わると「物語って何なんだろう」って少し考えさせられる。
派手なファンタジーなのに、どこか静かで、余韻が長く残るタイプ。
子供が主人公だけど、子供向けだけで終わらない、不思議な読後感がある一本。

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