※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
第5惑星
(Enemy Mine)
作品データ
1985年|アメリカ|SF
監督:ヴォルフガング・ペーターゼン
出演:デニス・クエイド, ルイス・ゴセット・ジュニア ほか
敵同士の二人が、同じ星で家族になる話
人類とエイリアンが戦争している時代。
宇宙戦で撃ち落とされた人間の兵士と、敵側の異星人兵士が、誰もいない過酷な惑星に不時着する。
最初は殺し合うしかない関係だった二人が、生き延びるために協力し、やがて友情を超えた絆を結んでいく。
さらに物語は、異星人の出産と子育て、そして「約束」を巡る展開へ進んでいく。
ざっくり時系列
宇宙戦で人間とドラク族がドッグファイト
↓
二人とも惑星ファイリンIVに不時着
↓
敵対しながらも生存のため協力
↓
長い年月で友情が生まれる
↓
ドラク族の兵士が妊娠・出産
↓
友が死に、子を託される
↓
人間社会に戻るが、子供を救うため再び戦う
↓
約束を果たし、異星の社会へ受け入れられる
物語の主要人物
・ウィリス・E・デイヴィッジ(デニス・クエイド)
人類側の戦闘機パイロット
・ジャリバ・シガン/ジェリー(ルイス・ゴセット・ジュニア)
ドラク族のパイロット
・ザミス(バンパー・ロビンソン)
ジャリバの子供
宇宙戦争の途中で、地獄みたいな星に落ちる
21世紀後半、人類とドラク族は星間戦争の真っ最中。
戦闘中にデイヴィッジとジャリバは互いを撃墜し、火山だらけの惑星ファイリンIVへ不時着する。
水も食料も危険だらけの環境で、二人はまず敵として向き合うが、どちらも一人では生き残れない状況に追い込まれる。
憎しみが薄れて、奇妙な友情が生まれる
共同生活の中で、二人は言葉を覚え、文化を知り、何度も命を救い合う。
やがてジャリバが妊娠していることが判明する。
ドラク族は自家受精で子を産む種族だった。
出産後、ジャリバは命を落とし、デイヴィッジに子供ザミスを託す。
彼はザミスを育て、「おじさん」と呼ばれる存在になる。
約束のために、もう一度戦場へ戻る
後にデイヴィッジは人間側に救出されるが、ザミスはスカベンジャーに捕まってしまう。
上司の制止を振り切り、彼は一人で子供を救いに向かう。
ドラク族の奴隷たちと協力し、スカベンジャーと戦い、ついにザミスを取り戻す。
最後はドラコの故郷へ行き、評議会の前で血統を朗読し、ジャリバとの約束を果たす。
この映画のポイント
敵として出会った二人が、文化や種族を超えて家族のような関係になる流れ
SF設定を使いながら、テーマはかなり人間的
戦争映画なのに、銃よりも言葉と時間が効いてくる構成
後半は「子を託される物語」として一気に色合いが変わる
たぶんこんな映画
荒れ果てた惑星で始まるサバイバルSFなんだけど、
見終わる頃には、友情とか約束とか、そういう話だったなって感触が残る。
派手さよりも、じわっとくるタイプの一本。

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