チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼|ざっくり時系列

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




Amazon.co.jp : チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼




チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼
(Chopper)

作品データ
2000年|オーストラリア|犯罪ドラマ
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:エリック・バナ, ヴィンス・コロシモ, サイモン・リンドン, ケイト・ビーハン, デヴィッド・フィールド ほか

刑務所と街を行ったり来たりしながら、チョッパーがひたすら暴れ続ける話

実在の犯罪者マーク・“チョッパー”・リードの人生を、そのまま体験談みたいな距離感で追っていく作品。刑務所の中でも外でも、チョッパーは常にトラブルの中心にいて、刺す、撃つ、脅す、裏切られる、また戻る、を繰り返す。出世物語とか反省の話ではなく、「こういう生き方をしてきた男がいた」という出来事の連続を淡々と見せてくる。

ざっくり時系列

刑務所で勢力争いに巻き込まれる

境界線を越えて刺傷事件を起こす

報復の契約が発生し仲間を集める

仲間に刺され重傷を負う

精神科病棟へ移送され服役を続ける

出所して恋人と再会する

街で銃を乱射しトラブルを起こす

麻薬ディーラーのネヴィルを撃つ

過去の因縁を清算しようとする

仲間サミーを射殺する

傷害罪で再び有罪となり収監される

物語の主要人物

・マーク・“チョッパー”・リード(エリック・バナ)
 刑務所と街を行き来しながら暴力事件を起こし続ける犯罪者

・ネヴィル・バルトス(ヴィンス・コロシモ)
 街で麻薬を仕切る男で、チョッパーと対立する存在

・ジミー・ラフナン(サイモン・リンドン)
 刑務所時代から関わる男で、命を狙われる立場になる

・キーシー・ジョージ(デヴィッド・フィールド)
 刑務所内で最初に衝突する受刑者

・タニヤ(ケイト・ビーハン)
 チョッパーの元恋人で、出所後に再会する

刑務所の線を越えたところから全部が始まる

舞台は1978年のヴィクトリア州。ペントリッジ刑務所に収監されていたチョッパーは、受刑者同士の縄張りを示す線を越えるなと警告される。翌日、その線を全力で越え、相手を刺す。ここから刑務所内の報復、契約、裏切りが一気に連鎖していく。刺されて瀕死になり、耳を切断され、精神科病棟に送られながらも、彼の服役生活は続いていく。

外に出ても何も落ち着かない

出所後、チョッパーは恋人タニヤと再会するが、街でも問題は止まらない。クラブで銃を乱射し、麻薬ディーラーのネヴィルと対立。金を巡る話し合いは決裂し、ネヴィルを撃つ事件に発展する。さらに、かつて自分を刺したジミーと再会し、過去の因縁と契約の話を突きつけるが、最終的には金を渡して去っていく。

最後はまた刑務所に戻る

仲間のサミーに呼び出された駐車場で、チョッパーは口論の末にサミーを射殺する。この出来事は目撃者によって証言されるが、殺人では裁かれず、ネヴィルを撃った件で有罪となる。結果として懲役5年の刑が言い渡され、チョッパーは再び刑務所へ戻っていく。

この映画のポイント

・実在の人物の自伝をベースにしている
・成功や更生よりも出来事の連なりを重視している
・刑務所と街の境目がほとんど機能していない構成
・エリック・バナの存在感が物語を引っ張る

たぶんこんな映画

ずっと落ち着かない空気が続いて、エピソードが次々に積み重なっていく感じ。一本の大きな山を作るというより、「その時その時の行動」を追いかけていく体験に近い。見終わると、チョッパーという人物の輪郭だけが妙に残る、そんな雰囲気の映画。

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