※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ミーン・マシーン
(Mean Machine)
作品データ
2001年|イギリス|スポーツ・コメディ
監督:バリー・スコルニック
出演:ヴィニー・ジョーンズ, デヴィッド・ケリー, ジェイソン・ステイサム, ダニー・ダイアー, ヴァス・ブラックウッド ほか
八百長で追放された元代表が、刑務所で囚人サッカーチームを率いる話
八百長でサッカー界を追放された元スター選手ダニーが、刑務所にぶち込まれて、看守チームと戦うために囚人チームを作る話。最初は誰にも信用されず孤立するけど、暴力と裏切りと賭けが渦巻く中で、仲間を集めて本気の試合に挑む。途中で取り返しのつかない犠牲も出て、最後は自分の保身か仲間かを選ばされる、かなり荒っぽいサッカー映画。
ざっくり時系列
八百長がバレてサッカー界から永久追放
↓
飲酒運転と警官暴行で逮捕、刑務所送り
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看守と対立し、囚人チーム結成を決意
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仲間集めに苦戦、刑務所内のギャングとも衝突
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仲間を守ったことで囚人たちの信頼を得る
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賭博と裏取引が絡み、命を狙われる
↓
爆弾事件で大切な人物を失う
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看守チームとの試合が始まる
↓
脅迫に屈しそうになるが、最後に仲間を選ぶ
↓
囚人チームが勝利する
物語の主要人物
・ダニー・ミーハン(ヴィニー・ジョーンズ)
元イングランド代表キャプテンで、囚人チームの中心人物
・ドク(デヴィッド・ケリー)
年老いた囚人で、ダニーに刑務所で生きる術を教える
・マッシブ(ヴァス・ブラックウッド)
刑務所内の密輸ディーラーで、ダニーの協力者
・モンク(ジェイソン・ステイサム)
重警備区画にいる危険な囚人で、チームの一員
・ビリー・ザ・リンペット(ダニー・ダイアー)
囚人チームの選手で、試合の鍵を握る存在
・サイクス(ジョン・フォージハム)
刑務所内で強い影響力を持つギャングのボス
刑務所に放り込まれた元スター、居場所ゼロからのスタート
八百長で全てを失ったダニーは、飲酒運転と警官暴行の末にロングマーシュ刑務所へ。元有名人という立場のせいで、看守からも囚人からも目をつけられ、到着早々ボコボコにされる。刑務所長から看守チームのコーチ役を押し付けられるけど、それを拒否して、囚人側のチームを作ると言い出す。ここから完全に孤立状態が始まる。
仲間集めと裏切り、刑務所ルールの洗礼
ダニーはマッシブと一緒に囚人を勧誘するけど、八百長野郎という評判と、サイクスの圧力で誰も乗ってこない。そんな中、看守の暴力からマッシブを守ったことで、一気に囚人たちの見る目が変わる。凶暴なモンクもチームに加わり、少しずつ形になっていくが、賭博、密告、脅迫が絡み、事態はどんどん危険な方向へ進む。ついには爆弾事件が起き、ドクが命を落とす。
勝つか、逃げるか、最後に出した答え
ドクの死直後、看守チームとの試合が始まる。前半は囚人チームがリードするものの、刑務所の知事がダニーを脅迫し、試合を放棄しなければ重い刑を科すと言い出す。ダニーは一度は自分を守る選択をして、わざとプレーを崩す。でも試合終盤、仲間の存在を選び、決定的なパスを出す。その結果、囚人チームは勝利し、ダニーは再びピッチに立つ意味を取り戻す。
この映画のポイント
サッカー映画だけど、試合より刑務所内の人間関係と駆け引きがメイン
元プロ選手ヴィニー・ジョーンズの存在感が物語を引っ張る
笑える場面と、急に重くなる展開の落差が強烈
賭博と権力が絡む構図が、スポーツの裏側っぽさを出している
たぶんこんな映画
全体的に荒っぽくて騒がしくて、口も態度も悪い連中ばっかり出てくる。でもその中で、チームとしてまとまっていく感じが妙に気持ちいい。スポーツで人生を踏み外した男が、もう一度ピッチに立つ意味を見つける話を、かなり乱暴なノリで見せてくる一本。サッカーというより、刑務所版の根性勝負を眺める感覚に近い。

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