※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
リボルバー
(Revolver)
作品データ
2005年|イギリス|アクションスリラー
監督:ガイ・リッチー
出演:ジェイソン・ステイサム, レイ・リオッタ, ヴィンセント・パストーレ, アンドレ・ベンジャミン ほか
復讐のために最強の必勝法を手に入れた男が、最後に自分自身と戦う話
7年間の独房監禁を経て戻ってきた詐欺師ジェイクが、裏社会のボスに復讐するため「どんなゲームにも勝てる秘策」を使い始める話。
ただし勝てば勝つほど状況は歪んでいき、最終的にはギャングとの争いよりも、ジェイク自身の内側の問題に話が集約していく。
ざっくり時系列
ジェイクが独房監禁から釈放される
↓
マチャのカジノで勝負し殺されかける
↓
謎の男ザックとアヴィに救われる
↓
余命3日と告げられる
↓
刑務所で得た「フォーミュラ」が明かされる
↓
マチャの金と評判が崩れていく
↓
病気の診断が誤りだと判明
↓
黒幕の正体と目的が明らかになる
↓
ジェイクが最後の選択をする
物語の主要人物
・ジェイク・グリーン(ジェイソン・ステイサム)
詐欺師。独房監禁である戦略を身につけた男
・ドロシー・マチャ(レイ・リオッタ)
違法賭博を仕切るギャングのボス
・ザック(ヴィンセント・パストーレ)
高利貸し。ジェイクを導く存在
・アヴィ(アンドレ・ベンジャミン)
ザックの相棒。哲学的な役割を担う
・ビリー(アンドリュー・ハワード)
ジェイクの弟。兄の因縁に巻き込まれる
独房から帰ってきた男は、復讐の舞台に立つ
ジェイクは理由もはっきりしないまま7年間独房に入れられ、心と体に大きな傷を負って出所する。
2年後、彼は因縁の相手マチャのカジノに現れ、挑発的な勝負に勝ってしまう。
その直後、命を狙われ、完全にマチャの敵として認識されることになる。
勝ち続けるほど、状況は不気味に整っていく
命を救ったザックとアヴィは、ジェイクに「取引」を持ちかける。
全財産を差し出す代わりに守ってやる、さらにジェイクは余命わずかだと告げられる。
ジェイクは刑務所で身につけた「フォーミュラ」を使い、賭博でも犯罪でも連戦連勝し、マチャの裏社会での立場を崩していく。
ただ、すべてがうまく行きすぎていて、どこか不自然な空気が漂い始める。
最後に明かされる、本当の敵とゲームの正体
余命宣告が誤りだったと判明し、ジェイクは自分が操られていたことに気づく。
ザックとアヴィの正体、そして「究極の人物」と呼ばれる存在の正体が明かされ、物語は一気に抽象的な方向へ進む。
最終局面でジェイクは銃を持ちながらも、復讐とは別の選択をする。
勝つことをやめることで、ゲームそのものから降りる決断だった。
この映画のポイント
・犯罪映画に見せかけた内面劇
・勝利や支配への執着がテーマ
・説明が少なく、考えさせる展開
・前半と後半で印象が大きく変わる構成
・ディレクターズカットと劇場版で結末が異なる
たぶんこんな映画
前半は裏社会の復讐劇っぽく進むけど、途中から空気がガラッと変わる一本。
話を追うというより、雰囲気と感覚で流れに乗るタイプの映画で、見終わった後に「あれ何だったんだろう」と考えたくなる感じ。
ガイ・リッチーの中でもかなり異色な立ち位置の作品。

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