※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
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(Wrath of Man)
作品データ
2021年|アメリカ|アクションスリラー
監督:ガイ・リッチー
出演:ジェイソン・ステイサム, ホルト・マッキャラニー, スコット・イーストウッド, ジェフリー・ドノヴァン, ジョシュ・ハートネット, エディ・マーサン ほか
息子を殺された男が静かに職場に潜り込んで全員を地の果てまで追い詰める話
現金輸送会社に入社してきた無口な新人警備員H。
強盗を一瞬で制圧する異常な腕前から正体を疑われるが、彼の目的は金ではなく、過去のある事件の復讐だった。
話は時間軸を行き来しながら、怒りが完成するまでを描いていく。
ざっくり時系列
装甲車強盗事件が起こる
↓
Hがフォーティコに入社
↓
強盗を圧倒的な銃さばきで制圧
↓
Hの正体に疑念が向けられる
↓
過去の強盗と息子殺害が明かされる
↓
犯人グループの正体が判明
↓
ブラックフライデーの大強盗が始まる
↓
復讐が完遂される
物語の主要人物
・H/パトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)
現金輸送会社の新人警備員。その正体は別にある
・バレット(ホルト・マッキャラニー)
フォーティコのベテラン警備員。Hの教育係
・ジャン(スコット・イーストウッド)
元兵士の強盗団の一人。事件の鍵を握る存在
・ジャクソン(ジェフリー・ドノヴァン)
強盗団を率いる元軍曹
・デイブ(ジョシュ・ハートネット)
フォーティコの警備員。場の空気に流されやすい
新人警備員が強すぎて、現場がざわつき始める
ロサンゼルスで起きた凄惨な装甲車強盗事件から数か月後、Hは現金輸送会社フォーティコに入社する。
射撃訓練はギリギリ合格、態度も地味で目立たない。
ところが実地で強盗に遭遇した瞬間、Hは迷いなく撃ち、全員を倒してしまう。
同僚たちは「こいつ何者だ?」と違和感を覚え始める。
過去が明かされ、復讐の輪郭がはっきりする
物語は過去へ戻り、Hが強盗事件の日に息子と一緒にいたことが明かされる。
強盗に巻き込まれ、目の前で息子を失ったHは、犯人を探すために名前と立場を偽り、フォーティコに入り込んでいた。
Hの行動はすべて、犯人を特定するための準備だった。
全員集まった場所で、怒りが最後まで使われる
ブラックフライデー、フォーティコを狙った大規模強盗が始まる。
Hはついに犯人たちと再会し、一人ずつ確実に追い詰めていく。
最後に残った相手に対し、Hは息子に起きたことをそのまま返す形で決着をつける。
金は置き去りにされ、Hは静かに現場を去る。
この映画のポイント
・時系列を分解して見せる構成
・感情を抑えた主人公像
・派手さより重さのある銃撃戦
・復讐の過程を淡々と描く演出
・ガイ・リッチー作品の中でも硬派寄り
たぶんこんな映画
軽口や遊びはほぼなく、終始ずっしりした空気で進む一本。
主人公は多くを語らず、行動だけで感情を見せるタイプ。
観終わった後に「静かだけど重かったな」と残る感じの映画。

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