※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
(Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald)
作品データ
2018年|アメリカ・イギリス|ファンタジー
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:エディ・レッドメイン、ジョニー・デップ、キャサリン・ウォーターストン、ジュード・ロウ ほか
魔法動物オタクが、世界規模の闇に巻き込まれていく話
不器用で穏やかな魔法使いニュートが、気づいたら魔法界全体を揺らす因縁と陰謀のど真ん中に立たされている流れ。本人は争いを望んでないのに、過去と血筋と思想が勝手に絡まってくる。
ざっくり全体要約
前作で捕まったグリンデルバルドが逃亡し、魔法使いの世界で支持者を増やし始める。ダンブルドアは直接手を下せない事情があり、ニュートに調査と介入を託す。舞台はロンドンからパリへ移り、クリーデンスの出生の秘密、クイニーの選択、仲間たちの立場が次々と揺れる。最終的にグリンデルバルドは自分の思想を大きく打ち出し、対立が避けられない形で物語が次へ進んでいく。
優しすぎる主人公と、揺れる仲間たち
ニュートは相変わらず争いが苦手で、生き物相手の方が落ち着くタイプ。ティナとの関係は気まずさ全開で進み、ジェイコブとクイニーの関係も価値観のズレで不安定になる。それぞれが「何を信じるか」で立ち位置を変えていく感じが強い。
ロンドンからパリへ、魔法界の裏側めぐり
物語の中心はパリ。街の地下や路地、魔法使いだけが集まる空間が次々に出てきて、華やかだけどどこか不穏。逃亡者を追う話でありつつ、世界観の説明がどんどん積み重なっていく。
秘密と血筋が次々に明かされていく
クリーデンスの正体をめぐる話が軸になり、過去の出来事や家系の話が連鎖的に出てくる。誰が何者なのか、どこまでが真実なのかが曖昧なまま進み、登場人物たちの選択に迷いが生まれていく。
勝敗よりも、対立が確定する終わり方
クライマックスは決着というより宣言に近い。グリンデルバルドは自分の思想をはっきり示し、支持者を集めることに成功する。ニュートたちは止めきれず、戦いが長期戦になる流れが見えてくる形で終わる。
この映画のポイントなに?
魔法動物の可愛さより、思想と対立の話がかなり前に出てくる。善悪が単純に分かれず、それぞれの理屈が存在しているのが印象に残りやすい。シリーズの中継地点として情報量が多め。
たぶんこんな映画
派手な冒険一本勝負というより、後に続く大きな物語の準備回。人間関係と設定がどんどん積まれていくので、世界の空気を浴びる感覚で観るとしっくり来やすい一本。

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