パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉

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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
(Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides)

作品データ
2011年|アメリカ|アドベンチャー/ファンタジー
監督:ロブ・マーシャル
出演:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ジェフリー・ラッシュ、イアン・マクシェーン ほか

海賊が不老不死を探しに行く話

自由気ままな海賊が、うっかり過去の因縁に引っ張られて、伝説の泉探しに巻き込まれていく。いつもの軽口は健在だけど、今回は欲望の方向がやたらシビア。

ざっくり全体要約

ロンドンで騒動を起こしたジャック・スパロウは、かつての恋人アンジェリカと再会し、伝説の「生命の泉」を巡る旅へ連れていかれる。一方で、英国海軍や黒ひげ率いる海賊団も同じ目的を追って動き出す。海図、儀式、条件が揃わないと意味を持たない泉を目指して、思惑の違う面々が同じ航路に集まっていく。

逃げ足だけは一流の男

ジャックは相変わらず先のことはあまり考えていないようで、その場しのぎの機転で切り抜けていくタイプ。英雄っぽく見える瞬間もあるけど、基本は自分が生き延びるために動いている感じが強い。

過去を引きずる女と、恐れられる父

アンジェリカは強気で行動力もあって、ジャックと似ている部分が多い。ただ、彼女の目的はかなり切実で、家族との関係が判断に影を落としている。
黒ひげは、噂通りの存在感で、支配と恐怖を力に変えている人物。運命そのものをねじ伏せたい思いが行動原理になっている。

海の外、密林の中へ

今回は海戦よりも陸地での移動が多め。ジャングル、遺跡、儀式の場と、舞台がどんどん変わっていく。海賊映画なのに冒険譚寄りな空気が前に出てくる。

欲しいものが違うと噛み合わない

同じ泉を目指していても、求めている理由はバラバラ。永遠の命、誰かの救済、力の維持。条件を満たすための選択が、それぞれの価値観をはっきりさせていく。

代償込みの結末へ

終盤では、泉の仕組みが明らかになり、誰が何を手にして、何を失うのかが整理されていく。軽やかな雰囲気のまま進むけど、選択の重さは意外と残る形で物語は落ち着く。

シリーズの中でも毛色が違う一本

仲間総出のドタバタより、ジャック個人の因縁と関係性に寄せた構成。ロマンスと冒険の比重が少し高めで、外伝っぽい感触もある。

たぶん、欲望の向きが見えてくる映画

不老不死という派手な目標を掲げつつ、実際に描かれているのは「何を望むか」。軽口を聞き流しながら観ていると、最後にそれぞれの立ち位置が意外とくっきり残る一本。

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