※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
シークレット ウインドウ
(Secret Window)
作品データ
2004年|アメリカ合衆国|サスペンス/スリラー
監督:デヴィッド・コープ
出演:ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン ほか
引きこもり作家の前に謎の男が現れる話
湖畔の別荘でひとり静かに暮らしていた作家の前に、突然よそ者が現れて、日常がじわじわ崩れていく流れ。派手な事件より、気持ち悪さが少しずつ積み重なっていく感じが強い。
ざっくり全体要約
人気作家のモートは、離婚問題で精神的に不安定になり、別荘にこもって執筆も停滞気味。そんな彼のもとに、シューターと名乗る男が現れて「自分の作品を盗んだだろ」と詰め寄ってくる。モートは身に覚えがなく、冷静に対処しようとするけど、男は執拗で、周囲では不可解な出来事が増えていく。証拠を探すうちに、話は単なる著作権トラブルじゃ済まない方向へ転がっていく。
心がボロボロな作家と不気味な訪問者
モートは皮肉屋で軽口も叩くけど、内側はかなり追い詰められている様子。眠れず、現実感も曖昧になっている。一方のシューターは感情をあまり見せず、淡々としているのに圧が強い。その対比が会話のたびに不安を増幅させる。
静かすぎる湖畔の別荘という舞台
物語の中心は森に囲まれた別荘。人の気配が少なく、逃げ場があるようでない場所。昼と夜で空気が変わって、静けさそのものが落ち着かなさを生んでいる。
疑いが日常に染み込んでいく流れ
最初は「面倒な言いがかり」くらいに見えていた出来事が、少しずつ現実を侵食していく。家の周り、近所、元妻との関係、全部が信用しきれなくなっていく感じ。モート自身の記憶や感覚も揺らぎ始めて、何を信じればいいのか分からなくなる。
ひとつの答えにたどり着く終盤
後半では、断片的だった出来事が一気につながっていく。犯人探しというより、視点が反転するような展開で、モート自身が向き合うべきものが浮かび上がってくる。終わり方は静かだけど、後味はかなり重め。
この映画のポイントなに?
外側の恐怖より、内側が壊れていく様子を見せてくるところ。派手な演出より、違和感の積み重ねで引っ張っていく構成になっている。
たぶんこんな映画
大きな音で驚かせるタイプじゃなくて、観ているうちに落ち着かなくなる感じ。ひとりで夜に観ると、妙に周囲が気になってくる、そんな空気が残る作品かも。

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