※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。

あいつはママのボーイフレンド
(原題:My Mom’s New Boyfriend)
作品データ
2008年|アメリカ|コメディ/クライム
監督:ジョージ・ギャロ
出演:メグ・ライアン、コリン・ハンクス、アントニオ・バンデラス ほか
ママが連れてきた男が、どう見ても怪しすぎる話
主人公の青年が久しぶりに実家へ戻ったら、母親がやたらイケてる男と付き合っていて、しかもその男の素性がどうにも信用できなさそうで、息子としてもFBI捜査官としても落ち着かなくなる、そんな始まり方。
親子と恋と潜入捜査が全部ごちゃ混ぜになる
FBI捜査官のヘンリーが海外任務から帰国すると、母マーシーは別人のように若返り、新しい恋人トミーと同棲中。ヘンリーは職業柄どうしてもトミーを疑ってしまい、個人的な不安と公式の捜査が絡み合って、母の恋人を監視する形に。ところが話が進むにつれて、実はマーシー自身もFBIに復帰していて、親子そろって同じ事件に関わっていたことが明らかになっていく。
FBI捜査官の息子、母の恋に仕事を持ち込んでしまう
ヘンリーは真面目で融通が利かないタイプ。久々に会った母の変化についていけず、しかも相手が怪しい男となれば放っておけない。息子として心配しているのか、捜査官として疑っているのか、自分でも境界が曖昧になりながら動いていく感じ。
昔は凄腕、今は自由奔放なママが再始動する
マーシーは元FBI捜査官。息子が家を出てから人生を満喫していたらしく、恋愛にもかなり積極的。息子から見ると落ち着きがなく見えるけど、実際は経験も勘もまだまだ健在で、裏では捜査に復帰している。
怪しい色気を振りまくママの恋人
トミーはとにかく胡散臭い。話し方も態度も軽くて、過去もよく分からない。ただ、完全な悪人とも言い切れない雰囲気があり、見ている側も「この人どっちなんだろう」と揺さぶられ続ける存在。
家族の再会がそのまま事件の現場になる
舞台は主にアメリカ。ヘンリーの帰省という私的な出来事が、そのまま捜査の入口になっていく。親子関係の修復、恋愛、犯罪捜査が同時進行で進み、家の中でも外でも緊張とドタバタが続く。
恋と仕事の線引きが崩れていく展開
ヘンリーはトミーの正体を探るうちに、母が自分と同じ事件を追っていることを知る。親子は協力する形になり、トミーも事件の鍵を握る存在として巻き込まれていく。疑っていた相手との距離感も変わり、関係性が少しずつ組み替えられていく。
それぞれの立場が入れ替わりながら迎える結末
最終的には事件の全体像が整理され、誰が何を隠していたのかがはっきりする。親子はFBI捜査官としても家族としても歩み寄り、マーシーの恋も一応の落ち着きどころに向かう。息子が母を守る立場だったはずが、いつの間にか母に振り回されていたことにも気づく。
親子コメディとクライムの中間にある面白さ
この映画の面白いところは、親子関係のズレをスパイものの構造に乗せているところ。真面目な息子と自由すぎる母、その間に挟まる怪しい恋人という配置が、ずっと小さな緊張を生み続ける。
軽めの犯罪ネタに家族ドラマを足した感じ
全体としては、深刻になりすぎないテンポで進む話。恋愛も捜査も少し大げさで、会話のやり取りを楽しみながら眺めるタイプの映画、そんな印象で終わる一本。

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