※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
パディントン 消えた黄金郷の秘密
(原題:Paddington in Peru)
作品データ
2024年|イギリス・フランス|ファミリー/アドベンチャー
監督:ドゥーガル・ウィルソン
出演:ベン・ウィショー、ヒュー・ボネヴィル、アントニオ・バンデラス ほか
ロンドン育ちのクマがルーツを探しに南米へ向かう話
いつものロンドンを飛び出して、パディントンが自分の生まれに関わる場所へ向かう。礼儀正しくてドジで優しいクマが、慣れない土地で右往左往しながら、大事なものを見つけていく流れ。
ざっくり全体要約
パディントンは、育ての親であるルーシーおばさんに関する知らせを受け、ブラウン一家と一緒にペルーへ向かう。現地では、過去に隠された手がかりや伝説が浮かび上がり、旅は単なる訪問から冒険へ変わっていく。森や遺跡を巡る中で、親切と誤解、偶然が重なり、黄金郷にまつわる秘密へと近づいていく。
礼儀正しさが武器になるクマとその家族
パディントンは相変わらず真面目で、どんな相手にも丁寧に接する。その姿勢が、思わぬ協力を生んだり、トラブルをやわらげたりする。一方のブラウン一家は、慣れない環境に戸惑いながらも、家族としての役割をそれぞれ発揮していく。バラバラに見えた行動が、少しずつ噛み合っていく感じ。
ロンドンからペルーの自然へ
舞台は都会から一気に自然豊かな土地へ移る。色鮮やかな景色、複雑な地形、言葉や習慣の違い。移動するたびに新しい発見があって、旅そのものが物語を前に進める。パディントンの視点だからこそ、未知の場所も柔らかく描かれていく。
伝説を巡るドタバタとすれ違い
黄金郷の噂を追う中で、目的の違う人物たちが交差する。協力しているつもりがズレたり、誤解が連鎖したりと、いつもの調子で騒ぎが膨らんでいく。派手な対立よりも、小さな選択の積み重ねが展開を左右していく印象。
たどり着くのは宝物だけじゃない
物語の終盤では、探していたものの意味が少し変わって見えてくる。黄金そのものより、誰とどんな時間を過ごしたか、どこを居場所と感じるかが前に出てくる。パディントン自身のルーツと、今の家族が自然につながる形で話がまとまっていく。
この映画のポイントなに?
シリーズらしい優しさとユーモアを保ちつつ、舞台を大胆に変えているところ。冒険要素が増えても、中心にあるのは人との関わり方で、派手さより温度感が残る作りになっている。
たぶんこんな映画
家族向けの軽やかな冒険に見えつつ、観終わると「帰る場所」について考えさせられる。大きな事件より、小さな親切が効いてくるタイプ。クマの礼儀正しさに振り回されながら、最後はほっとする余韻が残る一本。

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