※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ニューイヤーズ・イブ
(New Year’s Eve)
作品データ
2011年|アメリカ合衆国|群像ドラマ/ロマンス
監督:ゲイリー・マーシャル
出演:アシュトン・カッチャー、ロバート・デ・ニーロ、キャサリン・ハイグル ほか
大晦日のニューヨークで、知らない誰かの人生がゆるく交差していく話
舞台は年越し直前のニューヨーク。街中が浮き足立つ中で、いろんな立場の人たちがそれぞれの事情を抱えて一日を過ごしてる。恋人と微妙な距離になってる人、仕事に追われて余裕のない人、人生の節目に立ってる人。別々に進んでいたエピソードが、時間の経過とともに少しずつ重なって、年が変わる瞬間に向かって流れ込んでいく。
それぞれ主役っぽいけど、全員ちょっと不完全
登場人物はかなり多くて、どの人にも「これうまくいってないな」って部分がある。前向きな顔をしてる人もいれば、かなり投げやりな人もいて、その温度差がそのまま街の雰囲気になってる感じ。誰かが誰かの人生をちょっとだけ動かして、でも大きくは踏み込まない距離感が続く。
舞台はニューヨーク、時間は大晦日一日だけ
物語はほぼ丸一日で進んでいく。病院、オフィス、アパート、路上、イベント会場と、場所はどんどん切り替わるけど、常に時計が意識されてる。カウントダウンが近づくにつれて、それぞれの選択にも締切が迫ってくる感じが出てくる。
うまくいかない出来事が、次々と起こる
思い通りに進まない予定、すれ違う会話、タイミングの悪さ。大きな事件というより、小さなズレが積み重なって、登場人物たちはちょっとずつ疲れていく。でも、そのズレがきっかけで、別の人と関わる余地が生まれていく流れになってる。
年が変わる瞬間に、それぞれの答えが出る
カウントダウンの瞬間、全員が同じ場所に集まるわけじゃないけど、気持ちの区切りは同時に訪れる。劇的な解決というより、「とりあえずこうしてみようかな」くらいの着地で、それぞれが新しい年を迎える。人生が一気に変わるというより、少し向きが変わる感じ。
この映画のポイントなに?
群像劇らしく、テンポよく場面が切り替わって、軽やかに進むところ。重たいテーマを深掘りするというより、大晦日の空気感そのものを味わわせる構成になってる。誰か一人に感情移入しなくても、どこか引っかかる場面が残りやすい。
たぶんこんな映画
年末の街を遠くから眺めてる感覚に近い。大きな感動を狙うというより、「こんな夜もあるよね」って気分で見られるタイプ。観終わったあと、時計を見て、少しだけ周りの人に優しくなれるかもしれない、そんな一本かも。

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