※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ミストレス
(Mistress)
作品データ
1992年|アメリカ|コメディ
監督:バリー・プリマス
出演:ロバート・ウール、マーティン・ランドー、ロバート・デ・ニーロ ほか
映画を撮りたい男が、出資話と人間関係に振り回され続ける話
映画監督になる夢を諦めきれない男が、資金難の現実と向き合いながら、次から次へと舞い込む話に期待しては裏切られる。チャンスが来たと思ったら消え、やっと前に進めそうになるとまた振り出し。映画を作る以前に、人間関係の調整だけで疲弊していく日々が続いていく。
物語の主要人物
・マーヴィン・ランディスマン(ロバート・ウール)
映画監督を目指し続けるが、今は別の仕事で生計を立てている男
・ジャック・ロス(マーティン・ランドー)
業界に通じた年長の人物で、マーヴィンに関わってくる存在
・エヴァン・ライト(ロバート・デ・ニーロ)
資金や企画に関わる映画業界の人物
・ウォーレン・ゼル(クリストファー・ウォーケン)
プロジェクトに関係してくる一癖ある男
映画を撮れない監督志望の日常
マーヴィンは映画監督を目指していたが、現実は料理番組や教育用映画の仕事でなんとか食いつなぐ毎日。映画を撮りたい気持ちは消えていないが、理想と現実の差は広がるばかりだった。
うまい話が来ては消え、また振り出しへ
そんなマーヴィンの元に、映画製作の話が舞い込む。出資者、企画、キャスティング。話は一気に動き出したかに見えるが、思わぬ理由で頓挫してしまう。期待が大きかった分、元の生活に戻った時の落差も大きい。それでもマーヴィンは懲りずに次の可能性を探し続ける。
人が増えるほど、話はややこしくなる
プロジェクトが再び動き始めると、関わる人間も増えていく。それぞれが思惑を抱え、善意も欲も入り混じる。映画を撮る話は、いつの間にか人間関係の綱引きみたいになり、マーヴィンはその中心で振り回され続けることになる。
この映画のポイント
・映画製作の裏側を軽いタッチで描く
・夢を諦めきれない主人公のしぶとさ
・出資者や関係者とのズレた会話
・業界あるあるが詰まった群像劇
たぶんこんな映画
全体的に肩の力が抜けていて、ドタバタしているのにどこか現実的。夢を追うって大変だよね、という話を、深刻になりすぎずに見せてくれる。映画を作る話なのに、完成よりも途中のゴタゴタの方が印象に残る、そんな一本。

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