※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ホーリー・ウェディング
(原題:Holy Matrimony)
作品データ
1994年|アメリカ|ロマンティック・コメディ
監督:レナード・ニモイ
出演:パトリシア・アークエット、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、アーミン・ミューラー=スタール、テイト・ドノヴァン ほか
逃げた先が宗教コロニーで、未亡人が12歳と再婚する話
遊園地の金庫から金を盗んで逃げたハバナが、恋人の故郷という思わぬ場所に転がり込み、
恋人の急死をきっかけに、宗教的な掟で12歳の弟と結婚することになる。
大金を巡る思惑と追跡が重なって、恋愛も信仰も欲望も、全部ごちゃ混ぜで転がっていく。
登場人物
・ハバナ
遊園地で働く自由奔放な女性。欲望に正直で、行動力がすごい。
・ピーター
ハバナの恋人。逃亡先の宗教コロニーで育った男。
・ジーク
ピーターの弟。まだ12歳だが、妙にしっかりしている。
・ヴィルヘルム
宗教コロニーの長老。掟を重んじる存在。
・マーコウスキー
事件を追うFBI捜査官。裏では別の思惑を抱えている。
盗みと逃亡から始まる、だいぶ無茶なスタート
遊園地で働くハバナは、恋人ピーターと一緒に金庫から現金を盗む。
翌朝には指名手配され、2人はカナダへ逃亡。
辿り着いた先は、ピーターが生まれ育った、かなり閉じた宗教コロニーだった。
外の世界とは価値観がまるで違う場所で、2人は流れで結婚式を挙げることになる。
突然の事故と、信じられない掟
ところが結婚後まもなく、ピーターが事故で亡くなってしまう。
このコロニーでは、未亡人は亡くなった夫の兄弟と再婚しなければならない決まりがあった。
その結果、ハバナは12歳のジークと再婚することになる。
かなり無茶な状況だが、誰も真顔でそれを受け入れているのがまた異様。
大金を巡って、それぞれの本音が動き出す
ハバナは、ピーターが近くに隠した大金を探し始める。
だが先に見つけたのはジークだった。
金の出所を知った長老ヴィルヘルムは、その金を元の遊園地へ返すよう命じる。
しかしハバナは、その話に素直に従う気はなく、金を独り占めするために逃げ出す。
追う者と逃げる者が入り乱れる
ハバナとジークの行動を、FBI捜査官マーコウスキーも追っていた。
彼もまた正義一辺倒ではなく、大金を横取りする気満々。
信仰、欲望、年齢差、そして金。
それぞれの思惑がズレたまま、ドタバタと話は転がっていく。
この映画のポイント
・宗教的な掟と現代的な価値観の衝突
・ロマンティックコメディとは思えない設定の強さ
・大人と子どもの奇妙な関係性
・お金を前にした人間の正直さ
たぶんこんな映画
設定の時点でだいぶ攻めてる。
真面目に考えると戸惑うけど、勢いで押し切られる感じがある。
変な状況なのに、なぜか軽やかに話が進んでいく、不思議な一本。

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