※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら…
(Man of the Year)
作品データ
2006年|アメリカ|コメディ
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ロビン・ウィリアムズ、ローラ・リニー、クリストファー・ウォーケン、ジェフ・ゴールドブラム ほか
テレビ司会者がノリで立候補したら、まさかの大統領になっちゃった話
風刺ニュース番組の司会者トム・ドブズが、視聴者の後押しで大統領選に立候補。冗談半分のはずが支持は急上昇し、選挙ではまさかの勝利。ただその裏では、投票システムの欠陥というとんでもない問題が動いていて、彼自身も「勝ったままでいいのか」という選択を迫られることになる。
物語の主要人物
- トム・ドブズ(ロビン・ウィリアムズ)
風刺ニュース番組の司会者で、大統領選に立候補する人物 - エレノア・グリーン(ローラ・リニー)
投票機械メーカーで働く技術者 - ジャック・メンケン(クリストファー・ウォーケン)
トムのマネージャー - スチュアート(ジェフ・ゴールドブラム)
投票機械会社の幹部 - エディ・ラングストン(ルイス・ブラック)
番組プロデューサー
「出ろよ大統領選」から全部が始まる
トム・ドブズは、政治を皮肉るニュース番組の司会者。分断だらけの政治にうんざりしている視聴者から、「あんたが立候補しろよ」というメールが大量に届く。最初は笑い飛ばしていたものの、ネット上の盛り上がりを受けて、番組内で立候補を宣言。13州で正式に候補となり、現職大統領ケロッグや共和党候補ミルズと討論会に出ることになる。
笑わせながら政治をかき回す異物
選挙戦が進むにつれ、トムはショーマンとしての立場を崩さず、真面目な話をしつつも笑いを混ぜ続ける。他の候補者の建前だらけの態度にうんざりし、討論会でも自分のスタイルを貫く。その結果、世論調査での支持は急上昇。一方その頃、投票機械メーカーで働くエレノアは、選挙システムに重大な欠陥があることに気づき、会社の上層部に伝えようとするが、完全に握りつぶされてしまう。
勝利の裏にあった、ありえない仕組み
投票日、トムは自分が出馬している13州すべてで勝利し、大統領に当選する。しかしそれは、投票システムが「苗字に同じ文字が2つ続く候補者を優先する」という致命的な欠陥を持っていたからだった。真相を突き止めたエレノアは命を狙われ、追われながらもトムに事実を伝える。最終的にトムは、自分が正当な勝者ではないことを公表し、やり直し選挙には出馬しないと宣言する。
この映画のポイント
・コメディなのに選挙システムという割と重い題材
・笑いながら進むのに、途中から空気がガラッと変わる
・ロビン・ウィリアムズの演説シーンの説得力
・「人気」と「正しさ」がズレたときの選択
たぶんこんな映画
テレビで見てる政治ネタが、そのまま現実に飛び出してきた感じの一本。前半は軽快で笑えるのに、気づいたら「これでいいのかな」と考えさせられる空気になる。コメディの顔をした社会実験みたいな雰囲気が、じわじわ残る映画。

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