ゲーム

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ゲーム
(原題:The Game)


作品データ

1997年|アメリカ|サスペンス・スリラー
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:マイケル・ダグラスショーン・ペンデボラ・カーラ・アンガー ほか


人生が丸ごと揺さぶられる誕生日プレゼント

主人公は、成功していて金もあって、でもどこか感情が止まっている中年男。
そんな彼の誕生日に、弟から「体験型のゲーム」を贈られる。
説明は曖昧、内容も不明。でも参加した瞬間から、日常が少しずつズレ始める。
この時点で、もう不穏。

ざっくり言うと、何が本当かわからなくなる話

最初は軽いイベント感覚だったはずのゲームが、仕事や私生活にまで侵食してくる。
銀行口座がおかしくなったり、家に知らない人がいたり、街そのものが敵みたいに見えてくる。
「これはゲームの一部なのか?」と思いながらも、確信が持てない状態が続く。
気づいたら、逃げ場がなくなっている。

主人公の性格が、じわじわ裏目に出る

この男、基本的に人を信用しないし、コントロールされるのも嫌い。
だからこそ、起きる出来事すべてに疑念を向けてしまう。
助けに見えるものも罠に見えて、罠に見えるものが本当に罠だったりする。
見ている側も、判断基準を失っていく感じがある。

弟という存在

弟は軽くて、自由で、主人公とは真逆みたいな人物。
彼が本当に善意でこれを用意したのか、それとも別の意図があるのか。
兄弟関係の距離感が、このゲームの不安定さをさらに強めてくる。
家族だから信用できる、とは簡単に言えない空気。

後半、現実が崩れていく

話が進むにつれて、事態はどんどんエスカレートする。
もう元の生活には戻れないんじゃないか、というラインを越えてくる。
ここからは、主人公が「ゲームを終わらせたい」のか「真実を知りたい」のかも曖昧になってくる。

ラストに向かって

終盤で明かされる仕掛けは、納得できるような、でも完全には飲み込みきれない感触を残す。
全部が計算通りだったのか、それとも偶然も混ざっていたのか。
主人公の表情が、最初とは明らかに違って見えるところで、話は一区切りつく。

たぶんこんな映画

安心して観られるタイプではなくて、ずっと足場が不安定な感じ。
信じていいものが何か、最後まで確信を持たせてくれない。
観終わったあと、「もし自分だったら耐えられるかな」と、ちょっと考えてしまう一本。

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