パニック・ルーム

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




Amazon.co.jp: パニック・ルーム [DVD] : ジョディ・フォスター, フォレスト・ウィテカー, ドワイト・ヨーカム, ジャレッド・レト, クリステン・スチュワート, デヴィッド・フィンチャー, ハワード・ショア, ドワイト・ヨアカム, フォレスト・ウィッテカー, ジャレッド・レトー, デビッド・フィンチャー, ジョディ・フォスター: DVD
Amazon.co.jp: パニック・ルーム : ジョディ・フォスター, フォレスト・ウィテカー, ドワイト・ヨーカム, ジャレッド・レト, クリステン・スチュワート, デヴィッド・フィンチャー, ハワード・ショア, ドワイト・ヨアカム, フォレスト・ウィッテカー, ジャレッド・レトー, デビッド・フィンチャー, ジ...



パニック・ルーム
(原題:Panic Room)


作品データ

2002年|アメリカ|サスペンス・スリラー
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジョディ・フォスタークリステン・スチュワートフォレスト・ウィテカージャレッド・レト ほか


家の中に逃げ場があって、そこが一番怖い

大きな一軒家。都心にあるのに、どこか閉じた感じがする建物。
この家には「パニック・ルーム」と呼ばれる、非常時に逃げ込むための部屋が用意されている。
安全のための装置が、最初から物語の中心に置かれているのが、いかにもこの監督っぽい始まり。

ざっくり言うと、母と娘が部屋に立てこもる話

離婚したばかりの母親と、持病を抱えた娘が新居に引っ越してくる。
その夜、家に侵入者が現れて、ふたりはパニック・ルームへ逃げ込む。
分厚い扉、監視カメラ、外界と遮断された空間。
一見すると完璧な避難場所なんだけど、問題は「侵入者たちの目的が、その部屋の中にある」こと。

パニック・ルームは安全だけど、万能じゃない

扉は頑丈でも、空気や電気、通信は完全じゃない。
時間が経つほど、母と娘の体調や判断力が削られていく。
一方で、侵入者側も簡単には引き下がらない。
家の中なのに、じわじわ追い詰められていく感じが続く。

侵入者たちの温度差

侵入者は複数人いて、それぞれ考え方も覚悟も違う。
冷静に事を進めたい者もいれば、感情が先に出てしまう者もいる。
このバラつきが、状況をさらに不安定にしていく。
交渉が成立しそうでしなかったり、話が通じているようで噛み合っていなかったりする。

母親としての判断

母親は、最初から強い人として描かれるわけじゃない。
むしろ普通の人で、迷いながら、間違えそうになりながら動く。
でも娘の状態が悪化するにつれて、選択がどんどん切実になっていく。
安全を守るために、危険な一歩を踏み出す場面も出てくる。

終盤、家全体が舞台になる

話が後半に進むと、パニック・ルームだけで完結しなくなってくる。
家の構造そのものが、追う側と逃げる側の道具みたいに使われていく。
天井、階段、ドア、カメラ。
観ている側は、どこにいても落ち着かない状態になる。

ラストに向かって

最後は、力でねじ伏せるというより、状況と選択の積み重ねで決着がつく。
全部が理想通りという感じではなくて、現実的な疲労感も残る。
それでも、夜が終わって朝が来ることで、ひとまずの区切りが置かれる。

たぶんこんな映画

派手な場所移動はほとんどなくて、ほぼ一軒家の中だけで進む話。
そのぶん、距離感や音、視線がやけに気になってくる。
「安全な場所」って何だろう、と考えながら観ることになる、そんな一本。

コメント