※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
マチェーテ・キルズ
(Machete Kills)
作品データ
2013年|アメリカ|アクション/クライム
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ダニー・トレホ、ミシェル・ロドリゲス、メル・ギブソン、ソフィア・ベルガラ ほか
タイトル通り、前より何もかも盛ってくる
前作でやりたいことはだいたい分かったはずなのに、
今回はさらに音量を上げてくる。
物語もキャラも展開も、
「そこまで?」を軽々と越えていく。
最初からブレーキを踏む気配はあまりない。
ざっくり言うと、国家規模で振り回される話
主人公は、ある事情から政府に呼び出され、
断れない任務を押し付けられる。
敵は一人じゃなく、
裏で糸を引く存在がどんどん増えていく。
話は国境を越え、
個人の復讐だったものが、
いつの間にか国家レベルのドタバタに膨らんでいく。
主人公は相変わらず無口で一直線
細かい説明や感情表現は少なめ。
状況がどうあれ、
やることは変わらない。
周囲がどれだけ騒いでも、
本人は同じテンションで進み続ける。
敵役が、とにかく濃い
今回は特に、
悪役のキャラ立ちが激しい。
現実的な怖さというより、
漫画みたいな誇張。
出てくるだけで空気が変わる存在が、
次から次へと現れる。
展開は、ほぼ勢い任せ
作戦が練られるというより、
起きた問題を殴って切って突破する感じ。
理屈の説明は最小限で、
納得より「まあいいか」が先に来る。
テンポはずっと速め。
アクションはさらにやりすぎ
前作以上に、
現実感は後ろに置いていかれる。
武器も演出もスケールアップして、
笑っていいのか分からない場面が増える。
真剣な顔で、
とんでもないことが起き続ける。
ラストは、完全に次を示唆
話としては一段落するけど、
終わった感じはかなり薄い。
むしろ、
「ここからもっと行くよね?」という空気。
予告編みたいな余韻を残して終わる。
たぶんこんな映画
前作で驚いた人は、
今回は慣れる暇がない。
整合性や深みより、
過剰さとノリをどこまで楽しめるか。
シリーズを、
一段上の悪ノリゾーンに押し上げた一本、
そんな印象が残りやすい。

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