※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
コン・エアー
(Con Air)
作品データ
1997年|アメリカ|アクション
監督:サイモン・ウェスト
出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・マルコヴィッチ、ジョン・キューザック ほか
模範囚が家に帰る途中で、史上最悪クラスの囚人たちと空を飛ぶ話
ようやく刑期を終えて家族のもとへ戻れるはずの男が、なぜかとんでもないフライトに乗せられる。乗客は全員クセが強すぎて、空気は最初から不穏。穏やかな帰宅予定が、一気に非常事態へ転がっていく。
囚人移送の飛行機が、完全に乗っ取られてしまう全体像
元軍人のキャメロン・ポーは、模範囚として釈放され、囚人移送機コン・エアーに乗り込む。同じ機内には、冷酷な頭脳犯サイラスをはじめとする危険人物たちが揃っていて、彼らは最初から脱走を計画している。離陸後すぐに計画は実行され、飛行機は囚人たちの支配下に置かれてしまう。
不器用だけど真っ直ぐな主人公と、制御不能な犯罪者たち
キャメロンは家族思いで、余計なことを言わないタイプ。争いを避けたい気持ちが強いけれど、状況がそれを許さない。サイラスは冷静で計算高く、他の囚人たちも暴力的だったり衝動的だったりして、機内は常に一触即発。そこに地上で対応に追われる捜査側の焦りも重なっていく。
空の上と着陸先を転々とする、落ち着かない舞台
物語の中心は飛行機の中だけど、途中で立ち寄る場所や上空のやり取りによって、緊張は途切れない。逃げ場がないはずの空中なのに、なぜか状況はどんどん広がっていく。閉じた空間と移動の連続が、不安定さを強めている。
正体を隠した行動が、少しずつ流れを変えていく展開
キャメロンは目立たないように振る舞いながら、隙を見て被害を最小限に抑えようとする。その動きが、地上の捜査側にとって重要な手がかりになっていく。一方、囚人たちの計画も完璧ではなく、欲や油断が少しずつ綻びを生む。
帰る場所を守るために前に出る結末
事態が最終局面に近づくにつれて、キャメロンはもう黙っていられなくなる。自分が無事に帰るためだけじゃなく、他の人を巻き込まないための選択をすることになる。混乱の末に飛行は終わり、それぞれの行き先がはっきりする。
この映画のポイントなに?
派手なアクションが続く中で、主人公の動機がずっとシンプルなところ。悪役たちのキャラが濃くて、場面ごとの見せ場が分かりやすい。空の上という限定された状況が、緊張感を保ち続けている印象。
たぶんこんな映画
帰るだけの話のはずが、やたら遠回りになるタイプの作品。理不尽な状況でも、譲れないものがある人は強いな、と思わされる。観終わったあと、あの飛行機には二度と乗りたくないなって感想が自然と出てくるかもしれない。ていかれる映画。

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